メルセデス・ベンツ 新型Eクラス 新型車解説 -2013年マイナーチェンジでフェイスに大幅改良が施された新型Eクラス!-(1/2)

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス 新型車解説 -2013年マイナーチェンジでフェイスに大幅改良が施された新型Eクラス!-
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マイナーチェンジにより、特徴的なフロントフェイスとなった新型Eクラス

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス(2013年マイナーチェンジモデル)
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2009年にデビューしたW212系Eクラスのビッグマイナーチェンジが行なわれた。

いまや多くの車種をラインナップするようになったメルセデスにおいても、Eクラスは販売の中核をなすモデル。そんな「失敗」の許されない車種だということは、歴代モデルを見ても明らか。だが、新しいことに積極的にチャレンジしてきたのもEクラスの特徴であり、興味深いところだ。

かつてW210系で丸目2灯式のヘッドライトを初めて採用した際にも大いに驚かされたものだが、それが2世代続き、W212系の初期型では変形角型の2灯式とされ、今回のマイナーチェンジにより、新型Eクラスではご覧のとおり特徴的なデザインとなった。

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス(2013年マイナーチェンジモデル)
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新型Eクラスのフロントマスクには意表をつかれた人も少なくないことだろう。リアコンビランプも含め、効果的に用いられたLEDが、ダイナミックな印象をより際立たせている。

フードにマスコットがつかず、中央に大きなスリーポインテッドスターを配したスポーティなタイプのフロントグリルが主体で、「アバンギャルド」ではないエントリーの「E250」のみルーバータイプのグリルとなる。

その一方で、W212系の初期型における視覚的な特徴のひとつだったリアフェンダー前方のラインは、どちらかというと不評だったようで、今回のマイナーチェンジで廃止された。

また、かつては高価だったが、現在では他モデルも含めリーズナブルなコストで「AMGスポーツパッケージ」が選択できるようになっており、実際の装着率もかなり高くなっている。ちなみに、W212系の初期型の4MATICには当初、設定がなかったところ、途中から選べるようになった。

ボディカラーは新色を含む全12色から選択可能。「コベリンブルー」と「ドロマイトブラウン」、「ヒヤシンスレッド」は、やや遅れてデリバリーが開始される。

インテリアカラーやシート素材のバリエーションも非常に豊富に設定されており、ファブリックや本革に加えて、上級モデルではナッパレザーが、AMGスポーツパッケージでは耐久性に優れる人工皮革「レザーDINAMICA」が選べる。

ハンドル位置については、AMGモデルを含む4MATIC系とE400ハイブリッドは左のみ、その他は右のみとなっている。

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新型Eクラスに搭載されるパワートレインの多くは新開発

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新型Eクラスの発売時点で日本に導入されるグレードとエンジンの組み合わせを大まかに整理すると、2.0リッター直列4気筒直噴ターボを積む「E250」系、スペックの異なる3.5リッターV6直噴を搭載する「E300」系と「E350」系、3.0リッターV6ディーゼルの「E350 ブルーテック」、3.5リッターV6直噴とモーターを組み合わせた「E400 ハイブリッド」、4.7リッターV8直噴ツインターボが与えられた「E550」、そして5.5リッターV8直噴ツインターボを搭載する「E63 AMG」系となり、価格帯は595万円~1817万円とワイドに展開される。

中でも注目は、おそらく販売比率がもっとも高くなるものと見込まれる、新型E250に搭載される新開発の2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンだ。

成層燃焼リーンバーンとターボチャージャーと排ガス再循環装置という組み合わせは世界初となる。

最高出力は従来モデルに比べて+5kW[7ps]の155kW[211ps]、最大トルクは同じく+40Nmとなる350Nmへとスペックが向上している上、JC08モード燃費は15.5km/Lと、実に約23%も向上している。

新型Eクラスとして初のハイブリッドモデルは、新開発の3.5リッターV6直噴エンジンと高性能電気モーターの組み合わせとなる。エンジンスペック自体もSクラスハイブリッドよりも向上しており、JC08モード燃費は15.2km/Lを達成。最高で35km/hの車速まで電気モーターのみで走行することも可能だ。

新型E350ブルーテックには、Mクラスに先行して搭載され、すでに高く評価されている新型3.0リッターV6クリーンディーゼルが与えられた。旧モデルに対するドライバビリティの向上は確実といえる。

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新型EクラスのAMGモデルについては、5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンを踏襲。標準でも最高出力410kW[557ps]、最大トルク720Nmという圧倒的な性能を実現している上、これまで「パフォーマンスパッケージ」として用意されていた高性能版が「AMG Sモデル」として独立。同車はベースモデル比で+20kW[28ps]となる最高出力430kW[585ps]、+80Nmとなる最大トルク800Nmという究極的な性能を発揮する。

さらに、そのモデルSに対して、前後トルク配分を33:67とリアよりに設定したパフォーマンス思考の4WD機構を搭載する「AMG 4MATIC」採用モデルが初めてラインアップされたのも新型Eクラスにおける注目すべきニュースだ。

一方、生活四駆的な位置づけの4MATICは、これまでどおり「E300」に対して設定される。

本国では大半のエンジンに対して4MATICの設定があり、新型Eクラスの日本導入モデルについても、2WD車に比べ車両重量が増加することへの担保として、W212系の初期型の途中までは「E350」に設定されていたのだが、4MATICをより幅広いユーザーに選択してもらえるよう販売価格を引き下げるためという理由と、さらには「E300」でも十分な動力性能が確保されたという判断から、2011年の一部改良時より「E300 4MATIC」が日本に導入されるようになったという経緯がある。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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