メルセデス・ベンツ GLEクーペ 海外試乗レポート(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
とはいえ、GLA45が4気筒、GLE450クーペが6気筒という以外は、みなさんV8やらV12やら積んでますので、当たり前の話ではあるんですけどね。改めて数値で見せられると、思わず唸りたくなってしまいます。
というわけで非常にパワフルなV6エンジンなのですが、決して扱いにくいということはありません。9速ATとの組み合わせも上手くマッチングしているのでしょう、能ある鷹は爪を隠す的な感じで、イザとなればパワーは出るのだけれども普段はとても賢く躾けられているんです。
ちなみに、130km/hで9速1,800rpmと、クルージング状態の回転数は驚くほど低い!実は日本の交通ルールも鑑みて100km/hで9速も計測しようと試みたのですが、道路状況の面もあったとはいえ、この数値から想像していただいた通り100km/hだと9速では走れず、回転数が低すぎて8速とか7速とかに落ちちゃうんです。
まぁアイドリング以下レベルになっちゃう勢いの低回転ですから、仕方ない。でもさすがに9速もあると、いつ変速しているのかほぼわからないくらい、ストレスはまったくありませんでした。
静粛性が高く、乗り心地もSUVっぽいゴトゴト感がまったくないので、大きささえ問題なければ日々の移動車としても、超快適に使えること請け合いです。乗り味も、基本的にはフラットライド。ハンドリング的には、基本的にスポーティな性格を持っているので、走り味を変化させるダイナミックセレクトは、常にスポーツを選択する感じでちょうどいいくらい。
スポーツでも乗り心地的には全然問題ないので、コンフォートは日常の街中。高速道路はスポーツ。そして気合いを入れたい時は、スポーツ+を選択!途端にエンジンが「ガオ~ッ」と吠えだします。こんな演出もまた楽しくていいですよね。
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