メルセデス・ベンツ ML350 BlueTEC 4MATIC 発表会速報
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
ポスト新長期規制クリアの最新クリーンディーゼル車誕生
メルセデス・ベンツ日本は31日、同社SUVのMLクラスにクリーンディーゼルエンジンを搭載した、ML350 BlueTEC 4MATICを発表した。
ML350 BlueTEC 4MATICは、輸入車SUVにおいて初めて、世界で最も厳しい日本のポスト新長期ディーゼル規制をクリアした、いわば最新のクリーンディーゼル車である。これで同社メルセデス・ベンツが現在販売するクリーンディーゼル車(BlueTEC)は、E350 BlueTEC AVANTGARDE、E350 BlueTEC STATIONWAGON AVANTGARDEに次いで3台目のラインナップとなる。
ML350 BlueTEC 4MATICは、基本的に現行モデルにクリーンディーゼルエンジンを搭載したもので、エクステリア、インテリアの内装仕様に大きな変更はない。ただ、ML350で上級モデルに装着されていた、19インチ5スポークアルミホイールや、クロームフィン付のシルバーフロントグリル、アンダーガード、エグゾーストエンド、そしてドア下サイドステップなどを、ML350 BlueTEC 4MATICでは標準装備として用意される。
駆動系は3リッターV6直噴ターボディーゼルエンジン(最大出力211ps/最大トルク55.1kgm)と、7速AT(7G-TRONIC)を搭載する。動力的には5リッタークラスのガソリンエンジン車に匹敵するパワーを実現しているというから、加速の方もモンスター級の勢いを体感できるはずだ。
肝心な燃費性能も実は決して悪い数値ではない。4MATIC(4WD)の上、車重2.2t超えにも関わらずリッター9.4㎞/Lと、他の輸入コンパクトSUVと同等レベルの燃費をマークしているのだ。おまけに新車購入補助金対象の認定取得も予定しており、これの認定が下りると新車購入時に10万円、もしくは13年超の車を廃車にして購入する場合は25万円の補助金が受けられることになる。
また同時に、メルセデス・ベンツは、今回から環境保全団体「セブンサミッツ持続社会機構」とのコラボレーション活動を行っており、同団体の代表を務める世界的アルピニストの野口健さんの名前を車名に取り入れた“ML350 BlueTEC 4MATIC Limited for Seven Summits by Ken Noguchi”を7台限定(ブラック5台/ホワイト2台)で販売すると発表。六本木の発表会場には野口健さんご本人もゲストとして出席し、スピーチを行った。
野口さんは「富士山での清掃活動の時、E350 BlueTEC AVANTGARDEで行ったら、メルセデスのクリーンディーゼル車という事で仲間がとても驚いていましたよ。 ギャップを感じたのでしょうね。でもその後みんなを乗せたら、このトルクが生み出す加速とパワー感に信じられないという顔をして、良い意味で驚いてましたね」と、体験談を披露。ちなみにこの限定車では、野口健さんがリクエストした、ヒマラヤの雪氷の結晶をイメージしたという、20インチの2トーンアルミホイールを装着しており、とてもスポーティな外観を見せる。
価格は、ML350 BlueTEC 4MATICが¥8,140,000、ML350 BlueTEC 4MATIC Limited for Seven Summits by Ken Noguchiが¥8,990,000で用意される。
最後に一言。ハンドルは全車左ハンドルのみの用意となっているので、購入を希望される方はくれぐれもご注意を。
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