メルセデス・ベンツの「SUVイヤー」第1弾モデル『GLC』が登場!更には、ミッドタウンでSUVが唸りを上げる!?

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:オートックワン編集部
メルセデス・ベンツ 新型GLC
メルセデス・ベンツ 新型GLC
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2015年、メルセデス・ベンツはグローバル/日本いずれも過去最高の販売台数を達成。クリーンディーゼル、ハイブリッド(HV)を始め、高効率ガソリンエンジン、プラグインハイブリッド(PHV)など環境適合性に高い最新のパワートレインを多数投入した、エンジン革命の年であった。

そんな勢いに乗る同社の今年のテーマは「SUVイヤー」。

魅力的なSUVモデルを始め、昨年を越える10車種以上の新型車を続々と市場に投入し、日本の購買層へ選択肢を更に拡大する構えだ。メルセデス・ベンツと言うと、セダンやワゴンのイメージがいまだに強いが、昨今SUVにも非常に力を入れている。

昨年の東京モーターショーで発表した「GLE」、大阪モーターショーで発表した一部改良型「Gクラス」を始め、現時点でプレミアムブランド最多の5車種をラインアップに揃えているが、今年は既存車種の商品改良や、エンジンバリエーションの追加に加え、新規車種「GLE」クーペを導入し、6車種の展開となる。また、先月行われた東京オートサロンに参考出品した「G550 4×4スクエアード」も導入を予定している。

昨年のブランド内構成比率では、SUVは全体の16%だったのに対し、今年はこれらの商品拡充により2割程度まで高められるそうだ。そして今回、そのSUVイヤーの第1弾として、新世代プレミアムミドルサイズSUV「GLC」が発表された。

メルセデス・ベンツ 新型GLC
メルセデス・ベンツ 新型GLC

今回発表された新型GLCは、その前身モデルに、2008年に誕生したメルセデス4番目のSUV「GLK」がある。

3.5リッターV6エンジンとフルタイム四輪駆動によるオールラウンドな走行性能と、力強い個性的なデザインが特徴だったGLKは、今回のフルモデルチェンジにより、メルセデス・ベンツのベストセラーモデル「Cクラス」と同等の安全装備・快適装備を備えると共に、車種名を「GLC」に刷新。メルセデスのSUVモデルを表す「GL」と、車格を表す「C」の組み合わせ『GLC』となった。GLCの導入によりCクラスファミリーは、セダン、ステーションワゴン、クーペにSUVも加わった形だ。

GLCは6つのミリ波レーダーや、ステレオマルチパーパスカメラなどのセンサーを駆使して、車の周囲ほぼ360度を常にモニターし、ステアリング、アクセル、ブレーキを制御。GLE同様、セグメント唯一の部分自動運転SUVである。

また、夜間の安全なドライブをサポートするアダプティブハイビームアシストプラスを備えたLEDインテリジェントライトシステムや、アクティブパーキングアシストを全モデルに標準装備。安全性はもちろんのこと、快適性も格段に向上している。

メルセデス・ベンツ 新型GLC
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パワートレインには、ゆとりある動力性能と高い環境性能を生み出す、2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンにメルセデス・ベンツ最新の9速オートマチックトランスミッション「9G-TRONIC」、さらに定評のあるフルタイム4輪駆動システム「4MATIC」を組み合わせた。先代のGLKの3.5リッターV6エンジンからの大幅なダウンサイジングにより、燃費は15%向上させながらも、最大トルクはほぼ同等の350Nmを確保している。

ボディサイズは先代のGLK同様、日本の道路事情や駐車事情において扱いやすい大きさに。また、先代のGLKは左ハンドルのみの設定だったが、GLCは右ハンドルが用意されている。

室内空間は先代に比べ、フロント・リア共に広くなり、快適性も大きく増した。ラゲッジルームは、セグメントトップレベルの優れた積載性を備えている。通常で先代より100リッター拡大した550リッターを確保し、更に後席バックレストを倒せば最大1600リッターまで拡大できる。イージーパック自動開閉ゲート、後席バックレストを40:20:40の比率で分割して前に倒せる機能により人数や荷物の大きさに合わせた幅広い使い分けが可能となる。

エアロダイナミクスでもボディの細部にまで空力を徹底し、Cd値0.31というSUVとしては異例とも言える空力特性を実現した。空気抵抗を抑えることで、風切り音を減少させると共に、燃費効率も高められている。

販売価格(消費税込)は、628万円~745万円。今後のモデルラインアップ展開としては、年内にPHVモデルを、来年度にはクリーンディーゼルモデルを導入予定だ。

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Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR(メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア)
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さらに同日、メルセデス・ベンツコネクションに隣接する新しいイベント型ブランド体験施設「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR(メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア)」のお披露目も行われた。

同社は、2011年7月、ブランド情報発信拠点「メルセデス・ベンツコネクション」を開設。最新モデルの展示や、試乗プログラムの実施、レストランでは折に触れてメニューを改定し、季節ごとにテーマを決め館内の装飾を変更したり、イベントを実施したりと、リピーター客にも常に違ったブランド体験を提供できるよう様々な工夫が行われている。

最近では、国内外のメーカーによる、カフェなどを併設した“車を売らない”ショールームが続々と登場しているが、メルセデス・ベンツコネクションは開設当時はまだ、他にそういった施設が無く珍しい取り組みとして、業界内外で多数の問い合わせもあったそうだ。

その後、2013年4月には、東京に続いて大阪でもコネクションを開設。これまでに東京・大阪併せて約450万人の来場者数を記録している。

そして今回、お披露目されたメルセデス・ベンツコネクションに隣接するイベント型ブランド体験施設「メルセデス・ベンツコネクション ネクストドア」は、屋外のイベントスペースと、コンテナハウスを用いたゲストラウンジから構成されている。

ここでは、来場者にメルセデスの幅広いラインアップの魅力を体験してもらえるよう、期間ごとにテーマを変えた様々なイベントが開催される。「SUVイヤー」と位置付けられた今年は、第一弾イベントとして、都心で本格的なオフロードコースを体験できる「SUVエクスペリエンス」を5月初旬までの期間限定で開催する。

そのほか、ゲストラウンジでは、イベントテーマに合わせ展開されるフードメニューを提供するほか、メルセデス・ベンツのコレクションや、限定アイテムを購入することができる。

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メルセデス・ベンツ日本株式会社 上野金太郎 代表取締役社長兼CEO
メルセデス・ベンツ日本株式会社 上野金太郎 代表取締役社長兼CEO

メルセデス・ベンツ日本株式会社 上野金太郎代表取締役社長兼CEOは「(メルセデス・ベンツコネクションは)本年オープンから4年半経ち、おかげさまで5周年を迎えます。今後より最高のお客様体験に注力していきたいと考えており、従来のお客様には、メルセデスをもっと深く知っていただけるような、そして、今までメルセデス・ベンツコネクションにいらっしゃったことが無い方々にも興味を持っていただける新しい取り組みを検討しています。そしてこの度、様々なイベントを通じメルセデスをご体験いただける施設メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドアを開設する運びとなりました。今、都内でこのような体験が無料でできるのはここだけ。一般道をドライブしている限りではありえない非日常的なプログラムです。私も設備ができて直ぐ体験してみましたが、メルセデスのSUVの性能を試せるのは勿論、何よりドキドキとエキサイティングで大変楽しく、若干怖さもありますけど、それが快感に変わるという感じです。」とコメントしている。

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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