メルセデス・ベンツ、先進の自動運転技術を搭載した新型「Eクラス」を迎賓館でお披露目!
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メルセデス・ベンツ日本は7月28日(水)、迎賓館赤坂離宮にて「自動車の最先端安全技術に関する国際交流会」と題した発表会を開催。最先端の先進運転支援システムを搭載した新型Eクラスを発表し、同日より受注を開始した。販売価格(消費税込)は675万円~988万円。
2009年以来の全面改良となる新型Eクラスは、「ドライブパイロット」と名付けた運転支援システムを初めて搭載。
その中身は、高速走行から渋滞時まで追従走行が可能なオートクルーズ機能「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、車線表示のないカーブや直線道路でも先行車に自動追従する「ステアリングパイロット」を強化し、方向指示器を出せば自動で車線変更をアシストする「アクティブレーンチェンジングアシスト」、標識を読み取り制限速度超過時に警告する「トラフィックサインアシスト」を同社初搭載。
さらに、自動運転時にドライバーが気を失った場合などを想定し、一定時間ハンドルから両手を離すと、警告音を出した上で、車線を維持しながら減速し停止する技術「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も世界で初採用した。
今回、メルセデス・ベンツ日本が民間企業としては初めて、迎賓館特別会館試験運用として、同会場で「自動車の最先端安全技術に関する国際交流会」を開催した背景には、今から130年前の1886年に、同社の親会社ダイムラー社によって世界で初めて自動車が発明されたという想いがある。
そのころ日本はちょうど明治時代。文明開化により日本の伝統的な文化を残しながらも、急速な西洋化が進んでいたころ。迎賓館はその時代に建てられた現存する代表的な西洋建築物であり、メルセデス・ベンツ日本としては、この変革の時代に生まれた自動車と迎賓館をコラボレートさせ、将来の完全自動運転に繋がる同社の安全運転技術の認知拡大を狙う。
交流会では、自動車の安全に関するほとんどの技術革新は、メルセデス・ベンツが発祥であるとアピール。同社は、事故の被害を最小限にとどめるパッシブセーフティだけではなく、事故を未然に防ぐアクティブセーフティの研究開発にもいち早く取り組んで来ており、その中でも安全技術の代表的な例として、エアバッグ、衝撃吸収ボディ、ABS、横滑り防止装置など、これらは現在のほぼすべての車両に搭載されている。
世界で初めて自動車を発明したメーカーであるメルセデス・ベンツは、これらの技術を初めて開発するだけではなく、その特許を広く社会に公開している。これは事故ゼロの車社会を目指すというメルセデス・ベンツの自動車発明者としての責任の現れといえる。
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