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試乗レポート 2014/2/17 22:35

メルセデス・ベンツ GLA 海外試乗レポート/今井優杏(2/3)

メルセデス・ベンツ GLA 海外試乗レポート/今井優杏

しなやかかつコシのあるサスペンションのストローク量に感動!

メルセデス・ベンツ GLA45 AMG

試乗ステージとなったのは大雪の異常気象に嘆く日本が嘘のように、オリーブの枝が緑に茂り陽光降り注ぐ地中海の都市・マラガから岩肌露なワインディングを抜けて辿り着く古都・グラナダまでの往復およそ300km弱のロングコース。それに、普段はオリーブ畑だという、特設のワイルドなオフロードコースも用意されていた。雨が多く降ったときに河となる、その干上がった河底をめぐるなかなかの難コースだ。

ロードコースでは日本導入が予想される、2リッター直噴直4ターボのGLA250 4-MATICと、同じく量産2リッター直噴直4ターボ最強最速エンジンを持つGLA45AMGをチョイスしたのだが、まずGLA250 4-MATICについて話してみよう。

メルセデス・ベンツ GLA250 4-MATIC

おお!と声が出るほどに感動した点はそのしなやかかつコシのある、サスペンションのストローク量だ。正直この低車高と試乗車にしつらわれていた19インチ、グッドイヤー製ランフラットタイヤからして、想像するフィールを遥かに越えた上質さだ。

そう、あまりのアタリのよさに高級感をビシバシ感じてしまうのだ。まるでひとクラス上のSUVを選んだような感じ。足がなめらかだから静粛性にも一役買っている。

Aクラスは走りに特化したスポーティなキャラクターから、コンパクトセグメントとしては意外なほどにしっかりと締まったアシが印象的である。また、若年層へのアプローチを行いたいCLAも、セダンとしては異例なほど硬く締まった若々しい足が特徴だ。

どちらもオンロードでの走行性能には優れていて、そのダイレクトさ、クイックさは私自身も好きなトコロ。

メルセデス・ベンツ GLA250 4-MATICメルセデス・ベンツ GLA250 4-MATIC

しかしこのままの足だとオフロードには都合が悪い。

想像してみてほしい。ワイルドな山野に踏み入れるのに、締まった足だと度重なる上下Gで、サス自体がいっぺんに壊れてしまうし、ドライバーだってガツガツ突き上げられたら疲れてしまってしょうがない。

サーキットや日本のように美しく舗装された一般道では主に左右Gだけ心配していればいいし、不要なサスペンションのストロークは逆にふわふわした不快さを招く恐れもある。

というわけで、GLAのような『オンロードに特化しているけどクロスカントリーもある程度守備範囲よ』というクルマは、この『守備範囲』をどの程度カバーするのかが問題になるのだが、この辺実に絶妙なのだ。

ああ、メルセデス・ベンツは本当にソツがない。平気の平左でこういうツボをわきまえるようなアシをサクッと入れて来ちゃうんである。

ルックスをいい意味で裏切る、オフロードでの性能の高さ!

メルセデス・ベンツ GLA250 4-MATICメルセデス・ベンツ GLA250 4-MATIC

前はマクファーソン式、後輪は角輪コントロールアーム3本とトレーディングアーム1本の独立懸架マルチリンク式。後述するがオフロードの走破性には特にこの後輪のフレキシブルさが際立つ。

スペインの道路は田舎に向かうに従って、補修もままならないような、塗装が剥がれた路面が連続するところも頻発するが、高い居住性が保たれているところが素晴らしい。

足はすばらしいが見切りはあまりよろしくない。想像通り車高はそれほど高くないうえに、ヒップポイントもデザインを重視するためか低めで、この辺は日本での取り回しに慣れは必要かもしれない。まぁ、シートポジションは電動なら無段階で調整出来るから、なるべくヒップを上げればある程度は緩和されるだろう。

意外にもこのインパネとヒップポイントの関係性はAクラスやCLAと設計を異にしていて、そのどちらよりも少しインパネを高く感じるのだ。とりわけ視認性が重要視されるSUVだけに、ここはもう少し使い勝手を優先して欲しかったが、技術者の回答は『美しいSUVモデルの誕生のために、若干の犠牲が合ったことは否めない』だそうな。いや、確かにカッコええねんけどもね!

メルセデス・ベンツ GLA
メルセデス・ベンツ GLAメルセデス・ベンツ GLA

さらに感嘆するのがルックスをかなりいい意味で裏切る、オフロードでの性能の高さ!

写真を見ていただきたいのだが、なんじゃこりゃ!と驚くような悪路をわりと軽々と越えて行く。

オフロードを走るときはナビゲーション画面『COMANDオンライン(オプション)』でオフロード走行モードを選択することもできるのだが、この画面にはロール角(度)と傾斜(%)が出てくる。

それで見る限り、試乗コースで経験した勾配は28%、横方向の傾きは27°、これが一体どれくらいの数字かといえば、『運転していてわりと横転に恐怖感を抱くぐらいの傾き』だ。

しかしもちろん横転する気配なんてさらさらなく、勇ましく山野を駆け抜けてくれちゃうのだ。

こんな都会的なルックスしといて、驚愕なのはアプローチアングル・デパーチャーアングルともにきっちりと確保されているところ!つまりフロントもリアもバンパーを擦らない設計になってくれちゃっているのであった。

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