メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 シュポルト(SPORT)」試乗レポート/石川 真禧照(3/3)

メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 シュポルト(SPORT)」試乗レポート/石川 真禧照
メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT(シュポルト)」[ボディカラー:カルサイトホワイト] メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 エクステリア・フロント正面 メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 エクステリア・サイドビュー メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 エクステリア・リア正面 メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 シルバーダイヤモンドフロントグリル(シングルルーバー) メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 レッドリング付ヘッドライト(バイキセノンヘッドライト/LEDポジショニングライト) メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 専用フロントマスク メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 ボディサイドのキャラクターライン メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 画像ギャラリーはこちら

2000回転あたりからドラマチックに加速

メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 試乗レポート画像4メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 試乗レポート画像9

内外装のチェックを終えたところで、いよいよメルセデス・ベンツ A250シュポルトに試乗だ。

2.0リッターターボ+7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、2000回転からアクセルレスポンスが良くなる。同時にエキゾーストサウンドもクオーンという乾いた音を響かせる。このようなサウンドもAMGの手が入っている。

動力性能は、ストップウオッチの計測で7秒台で0-100km/hを走りきる(メーカー公表値は6.6秒)ので、FF2ボックスカーとしては十分に速い。

直4 2.0リッターターボは6300回転まで上昇し、シフトアップする。この回転数はスポーツモデルとしてはちょっと低め。ロングストロークエンジンの限界だろうか。

AMG専用開発のレーシな走りを堪能

メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 試乗レポート画像6メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 試乗レポート画像3

AMGのテクノロジーは、フロントサスペンションとアクスルにも採用された。専用開発をしたのだ。

その動きはかなりレーシー。コーナーやレーンチェンジのときのフロントのクイックな動きは、A180系にはなかった。フロントがどこまでもドライバーの意のままに切り込めるフィーリングなのだ。

それは車速が高くなるほどにハッキリ解るようになる。強い横Gが掛かったときにアンダーステア傾向が低減されるようにAMGがチューンしている。

同じようにブレーキも強力。320mmという大径のフロントブレーキディスクが有効に働いてくれる。

いずれ加わる本物のAMG仕様「A45 AMG」との違いが気になる!

今回メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」を試乗してくれた「自動車生活探検家」こと石川真禧照(いしかわまきてる)サン

この楽しいハンドリングとドライバビリティの犠牲になったのが、乗り心地だ。とにかく硬い。低速から高速域まで細かい上下動が床やハンドル、シートを通して伝わってくる。おそらく鏡のような路面なら、この細かい振動は気にならないのかもしれない。だが、日本の一般道では落ち着かない。とくに助手席やリアシートではリラックスできないほどなのだ。ちなみにタイヤは235/40ZR18サイズを前後に装着している。おそらくAMGの開発の狙いは、一般道だけでなくサーキット走行も楽しめるセッティングなのだろう。

そこで気になるのが、いずれ加わる本物のAMG仕様「A45 AMG」だ。

最近のAMGは硬派路線ではなくラグジュアリー志向。そうなると、走りを楽しむならA250シュポルトになる。AMG仕様の価格設定にもよるが、A180の上級モデルとして乗るのなら、AMG仕様と比較してから決めることを勧めたい。

[レポート:石川 真禧照]

メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」主要諸元

メルセデス・ベンツ 新型 Aクラス「A250 SPORT」 試乗レポート画像1

全長x全幅x全高:4355x1780x1420mm/ホイールベース:2700mm/車両重量:1450kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/ステアリング位置:右/エンジン種類:DOHC 直4 ターボチャージャー付 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1991cc/最高出力:210ps(155kW)/5500rpm/最大トルク:35.7kg-m(350N・m)/1200-4000rpm/トランスミッション:電子制御7速A/T(7G-DCT)/燃料消費率:-[JC08モード]/タイヤサイズ:235/40R18/メーカー希望小売価格:420.0万円[消費税込み]

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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