THE NEXTALK ~次の世界へ~ マツダ プログラム開発推進本部主査 猿渡健一郎 インタビュー(4/5)

THE NEXTALK ~次の世界へ~ マツダ プログラム開発推進本部主査 猿渡健一郎 インタビュー
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グローバルカー、アクセラ(マツダ3)の価値

こうして出来上がったアクセラSKYACTIVは、どんなクルマであるのか?

THE NEXTALK マツダ 猿渡健一郎 インタビュー

【猿渡健一郎】SKYACTIVとは?、と言ったときの私の解釈は、クルマとして動くところをいかに楽しく、人馬一体に動くかというのが一番の肝で、それを、いかに少ない燃料消費で、またお客様の少ない動きで実現するか。それが、フェイスリフト(マイナーチェンジ)のアクセラであると。

とにかく「乗って楽しい、クルマから降りたくない、そしてまた乗りたい!」と思う。燃料消費が少ないからもう一度乗れる。そのように作ってきたつもりです。

アクセラは、海外ではマツダ3として、グローバルカーの位置づけでもある。世界共通のクルマという価値はあるのだろうか?

【猿渡健一郎】かつて、グローバルカーとは、グローバルワンのクルマと言われてきました。しかしワンスペック(諸元が一つ)のクルマというのは、メーカーの都合でしょう。

一つの車種を世界各地で売るけれども、各地域の要求に適合しながら、もっとも効率よく、もっとも商品性の高いクルマを作る手段がグローバルカーだと思います。ですから、アクセラは、仕向地(各市場:筆者注)に合わせてすべて特性を変えています。

たとえばトランスミッションのギア比は3種類持っていて、ストップ・アンド・ゴーの多い日本向け、北米はもっと高速寄り、オーストラリアはその中間のギア比といった具合に使い分けています。そのうえで、グローバルカーとしてセダンとハッチバックの車種が揃えられたことにより、アメリカではセダンが好評で、ヨーロッパではハッチバックが主力、そしてオーストラリアはセダンとハッチバックの人気が半々くらいというように、一つのコンポーネントを活かしながら車種構成を市場性に合わせられます。

さらに、それまでセダンがあまり売れないという所へも投入してみて市場を切り拓くといった挑戦も可能になります。グローバルカーとは、開発の効率が上がることと、各市場へ向けたユニークさの両立がカギを握り、商品の深みを増すクルマです。

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オーストラリアでのマツダ3試乗会で、現地の自動車ジャーナリストは「こいつは、エコカーではなくもっとスポーティなクルマだ!」と、エコカーをあらわすSKYACTIVの青い色をしたバッチを外すべきと語ったという。

アメリカでは、「低燃費と走りのよさがこれほどバランスしたクルマはない、他社の粗が見えてくる」と、評価されたという。猿渡の面目躍如たる評価が示された瞬間であった。

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御堀 直嗣
筆者御堀 直嗣

1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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