マツダ アクセラ グレード比較（後編）(3/3)

マツダ アクセラで一番お買い得なグレードは？

マツダ アクセラで、何のグレードを選べばよいかは、なかなか難しい。

発売当初は、話題のi-stopを搭載する2.0L車が高い比率で売れていたが、中長期的には1.5L車が良く売れるようになると見られている。

2.0LのFF車が良いのは、i-stopと横滑り防止装置のDSCがセットになっていること。下り坂での後退を防ぐためヒルホルダーが装備されているが、これはDSCの機能の一部を生かしたものだ。

ただ、2.0L車の価格はちょっと高めだ。本体価格がインサイトと同額の189万円に設定された20Cは装備が貧弱で、満足できる仕様を備えた20Sを選ぶと価格は214万円になる。

1.5Lの15Cが166万円であるのに比べると、ざっと50万円も高くなってしまうからだ。

燃費性能では、20Sよりも15Cのほうが優れているので、本来なら15Cを選ぶのが良いということになるのだが、15CにはDSCが装備されないので簡単にお勧めできない。

せめてオプション装着されるのなら良いが、オプション設定もされていないのだ。

そこで、スポーツの20Sに比べて9万円安い205万円の（プリウスと同じ）価格が設定された、セダンの20E（FF）が隠れたお勧めモデルになる。

20Sに比べて9万円安いのは、エアロパーツやタイヤサイズの違いによるものだから、実質的なお買い得車はセダンの20Eといえる。

アクセラの販売実績ではセダンの比率は低いのだが、お買い得感で見るとアクセラ セダン 20Eがお勧めといえよう。