マツダ ロードスター(2008年マイナーチェンジモデル)試乗レポート(4/4)

  • 筆者: 松下 宏
  • カメラマン:島村栄二
マツダ ロードスター(2008年マイナーチェンジモデル)試乗レポート
フロントスタイリング エンジン シート シフト(6MT) アルミ製スポーツペダル タイヤ&ホイール(205/45 R17 84W) ヘッドランプ ドアアウターハンドル テールランプ 試乗 試乗 画像ギャラリーはこちら

“運転の楽しさ”を是非知ってほしい

ロードスター(イメージ)

今回のマイナーチェンジで一段と魅力アップしたロードスターだが、ソフトトップとRHTの個性分けがいろいろな面で進められた点が注目される。

従来はソフトトップに対して後からRHTが追加されたので、ハードトップになって電動式になることに意義があった。それが定着した今となっては、RHTにはさらにRHTらしさが求められるようになったため、RHTはややラグジュアリーな方向に改良が進められた。

ロードスターの基本はあくまでもソフトトップにあると思うが、より実用的でクーペ風の使い方が可能なRHTを求めるユーザーも確実にいる。そうしたユーザーが求めるのはクーペらしい静粛性や快適性だったりするわけで、そうした個性が明確にされた。

RHTだけに防音材や制振材が採用されたのが代表例で、これによってロードノイズを抑えた静かな走りが実現された。高速クルージングのときなどはまだまだ騒音を感じるが、日常ユースでは十分に快適な走りが可能になっている。さらにRHTを選ぶユーザーはAT車を選ぶ率が高くなるが、AT車の変速フィールなども改善されている。

ロードスターといえば、この項の最初に結論を書いたように走ることの楽しさを感じられるクルマの代表なので、やはりマニュアル車を選ぶのが基本になる。でも、今回のモデルではAT車が進化すると同時にRHTの快適性が高まったので、その組み合わせを選ぶのもアリになったように思う。価格は少し上がったが、まだまだ手頃な価格で買えるライトウエイトスポーツという基本的な性格は損なわれていない。このクルマを経験すると、その後のクルマ選びやカーライフの楽しみ方が違ってくる、だから一度は乗っておきたい、ロードスターはそんなクルマである。

シフト(6AT)ヘッドランプ試乗ロードスター(イメージ)ロードスター(イメージ)
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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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