マツダ アクセラ 試乗レポート/藤島知子 編(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:原田淳
「デザインと走りのマツダ」へと進化を遂げたアクセラ
使い勝手がよくて軽快に走れる実用的なボディサイズ、強者揃いのCセグメント市場において、アクセラは2003年の登場以来、個性的なデザインや走りの愉しさが評価され、世界各国で96もの賞を受賞した。
いまやアクセラはマツダ車の3分の1を占める基幹車種に登りつめている。
それまではマツダの実用車というと、どこか「草食系」ムードを漂わせていたものだが、「デザインと走りのマツダ」をイメージさせ、「肉食系」という今風の表現が当てはまるほどに進化を遂げる足がかりとなったのは、このアクセラではないだろうか。
2代目となったアクセラは、ベースグレードには1.5Lエンジン×CVT、直噴2Lエンジンには5ATが組み合わされ、それぞれに5ドアのハッチバックとセダンが用意される。
今回のモデルチェンジで最大のトピックは、アイドリングストップシステムが搭載されたことだろう。
先代を超えるクオリティを追求すると同時に、現状ではホンダやトヨタのようなハイブリッドシステムを使うことなく、マツダが環境へアプローチを図る策として導入された「i-stop」だが、アクセラがもつスポーツ性との組み合わせは、私たちにどんな価値観をもたらしてくれるのだろうか。
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