ロードスター三部作、最後にやってきたのが大本命だった！／マツダ 新型ロードスター「NR-A」試乗レポート(4/4)

スポーツといえば「硬い乗り味」！？ RSグレードでマツダも陥った「思い込み」とは

マツダの開発陣だって同じ。「ビルシュタインを使うなら硬くしよう」とRS用のダンパーをガチガチにしてしまった。100歩譲って試作ダンパーは良かったのかもしれないですけど‥‥。

以前も書いた通り、RS用のビルシュタインは直線を走っている限り、いかにもスポーティな乗り味で悪くない。私も沖縄でノンビリ走っているときは「まぁまぁですね」と思った。けれどホンキで走ったらガッカリである。

国沢光宏推奨！ 今マツダロードスターを買うなら「NR-A」を選ぶべし！

対して、ロードスターNR-Aの足回りは、ライトウエイトスポーツのお手本の如し。

もしロードスターRSを買おうと考えているならNR-Aを選ぶことをオススメしたい。マツダのシートフレームを流用する「なんちゃってレカロ」(RSに装備)でなく、本物のレカロシートを後から入れれば良い。

オーディオだってRSのナマクラBOSEより少し上等の国産オーディオ＋ウーハーを加えてやればいいと思う。というか、初期型ロードスターを買うならNR-Aしかないです。

[レポート：国沢光宏]

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マツダ ロードスター NR-A 主要諸元

全長x全幅x全高：3915x1735x1235mm／ホイールベース：2310mm／車両重量：1010kg／駆動方式：後輪駆動(FR)／エンジン種類：直列4気筒 DOHC 16V ガソリンエンジン／総排気量：1496cc／最高出力：131ps(96kW)/7000rpm／最大トルク：15.3kgf-m(150N･m)/4800rpm／トランスミッション：6速マニュアルトランスミッション／燃料消費率：17.2km/L[JC08モード燃費]／メーカー希望小売価格：2,646,000円[消費税込み]

■主要装備：トルクセンシング式スーパーLSD／ビルシュタイン社製車高調整機能付スポーツタイプサスペンション／フロントサスタワーバー／大径ブレーキローター／リアスタビライザー/トンネルブレースバー／リアタイヤディフレクター／ハイマウントストップランプカバー（ブラック）／シートバックバーガーニッシュ（ブラック）／インナードアハンドル（シルバー）／ステアリングホイール（本革巻）／ステアリングベゼル（シルバー）／シフトブーツリング（シルバー）／エンジンスタートボタンリング（ブラック）／MID表示（走行可能距離のみ表示）／LEDヘッドランプ／LEDリアコンビランプ／フロントワイパー（間欠式）／マニュアルエアコン／チルトステアリング／タコメーター／セグメント液晶オーディオディスプレイ／AM/FMラジオ／４スピーカー／外部接続ハブ：USB端子/AUXミニジャック／195/50R16 84Vタイヤ＆16×1/2Jインチアルミホイール（シルバー塗装）／スタビライザー（フロント/リア）／電波式キーレスエントリーシステム（アンサーバック機能付、トランクリッド連動）＆電波式キー×2／イモビライザー

※取材・撮影車にはショップオプションの競技専用部品「ロールバー(ブラック)」「ロールバープロテクター(ブラック)」「ルームミラー」(セット取付費込 213,548円)／「けん引フック(フロント用/リア用)」(10,800円x2)等を追加装備