マツダ プレマシー SKYACTIV vs トヨタ ウィッシュ どっちが買い!? 徹底比較/渡辺陽一郎(1/3)

マツダ プレマシー SKYACTIV vs トヨタ ウィッシュ どっちが買い!? 徹底比較/渡辺陽一郎
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人気に陰りが見え始めたミニバン勢だが…

日産 セレナ
ホンダ ステップワゴントヨタ ヴォクシー

「時代は動いている」。というほど大げさな話ではないが、ミニバンの売れ方が最近はかなり変わった。90年代の中盤以降、10年間ほどは絶好調。さまざまな車種が売れ行きを伸ばしたが、2008年頃から人気に陰りが見え始めた。

全高が1700mmを下まわる背の低い車種は販売が伸び悩み、背の高い車種も以前に比べて勢いが弱い。日産 セレナ、ホンダ ステップワゴン、トヨタ ノア&ヴォクシーの“5ナンバーハイトミニバン御三家”は、ミニバン人気を象徴する存在ながら、最近はノア&ヴォクシーが6年近くを経て下降した。

トヨタの販売現場からは、「以前は2013年の6~8月頃に次期型が投入されると聞いていたが、2014年に先伸ばしされたらしい」との声も聞かれる。

ステップワゴンも失速気味。販売の上位に喰い込むのはセレナとホンダ フリードだけだ。ミニバン以外はトヨタ アクア、トヨタ プリウスシリーズのハイブリッド勢と、日産 ノートやホンダ フィットといったコンパクトカー、ホンダ N BOXやスズキ ワゴンRという軽自動車の市場になった。

ただし、売れ行きが伸び悩んでも、手を抜かずに進化を続けているミニバンもある。それがマツダのプレマシーだ。

【マツダ プレマシー SKYACTIV vs トヨタ ウィッシュ ~“全高1700mm以下のミドルワゴン”徹底比較~】

マツダ

最近のマツダといえば、クリーンディーゼルターボなどの新しいメカニズムを組み込んだCX-5とアテンザが注目されている。「そういえば、プレマシーってどんなミニバンだったかな?」と言われそうだが、プレマシーはけっこうミニバンらしさが濃厚なクルマだ。全高は1615mmにとどまるものの、2列目シートはベンチ&セパレートタイプの兼用という便利な設計。両側にスライドドアも装着して乗降性も良い。

マツダ CX-5マツダ アテンザ

現行型の登場は2010年。アイドリングストップを装着して燃費性能を向上させ、走行安定性と乗り心地のバランスも高めた。2013年1月下旬に行われたマイナーチェンジでは、スカイアクティブGと呼ばれる2リッターのガソリンエンジンを新搭載。6速ATも組み合わせて、動力性能に関係する機能は基本的にアテンザと共通化された。

そしてプレマシーのライバル車に相当するのがトヨタ ウィッシュだ。最近は売れ行きが下降気味だが、全高が1700mmを下まわる背の低いミニバンでは、販売台数が最も多い。ミドルサイズながら、主力グレードのボディは5ナンバー規格だ。1.8リッターエンジンを積んだ1.8Xを185万円とするなど、割安な価格も特徴となる。

ウィッシュを5ナンバーサイズのミドルワゴンとして買っているユーザーも多い。トヨタ カルディナや日産 アベニールは生産を終えて久しく、スバル レガシィツーリングワゴンは今や3ナンバー車。1.8~2リッターエンジンを積んだワゴンは皆無の状況で、ワゴンの需要がウィッシュに集中した。

そこでプレマシーとウィッシュを比べてみたい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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