マツダ 新型プレマシー 試乗レポート/森口将之(1/2)

マツダ 新型プレマシー 試乗レポート/森口将之
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随所に反映されている「NAGAREデザイン」

新型プレマシーでまず注目したいのは、マツダが近年コンセプトカーで提案してきた「NAGAREデザイン」を、最初に採用した市販車であることだ。

エモーショナル感が重視されるスポーツカーではなく、なぜミニバンに?と最初は驚いたが、実車を前にすると、平板な造形が多いミニバンだからこそ、このデザインが目立つ。最新のファミリーフェイスや、あえて横長にしたリアコンビランプとの釣り合いもとれている。

新型プレマシーのホイールベースは従来と同じ2,750mmで、4,585×1,750×1,615mmのボディサイズも20mm長く、5mm幅広くなっただけだが、見た目の印象はガラッと変わった。同カテゴリーに新風を吹き込むデザインといえるだろう。

旧型では端正な造形だったインテリアにもNAGAREデザインは反映されていて、センターディスプレイやグローブボックス、ドアトリム、シートなどに流れるようなカーブが使われている。でもここまでこだわるなら、インパネ表面の質感にもレベルアップを期待したいところだ。

今回試乗した最上級グレード「20S」のシートはファブリックがすべりやすく、走行中に腰が前にずれてきてしまうのが気になった。

6+Oneコンセプトのパッケージングは、旧型と基本的に同じだ。2列目中央を補助席と割り切り、使用しないときはクッションを左側に格納できるのは便利。それでいて、中央席は背もたれの長さが50mm、座面の厚みは15mmサイズアップしているので、短時間であれば不満にならない座り心地を獲得している。

さらに、新型ではその2列目中央席にも、3点式シートベルトとヘッドレストが追加された。これは、国産2リッターミニバンではプレマシーだけの装備だ。

本来はあって当然なのだが、安全性重視の姿勢にプレマシーがグローバルモデルであることを実感した。

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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