日本版コンシューマレポート-マツダ デミオ ユーザー試乗レビュー-(2/6)
- 筆者: 桃田 健史
デミオのユーザー評価・レビュー/エクステリア
巷ではよく、「デミオは小さい」と言われる。 そうしたなか、上記の集計データでは「小さい」が30.0%、「ちょうど良い(大きさ)」が53.3%となった。 また、「大きい」「大き過ぎる」は共に0%。
ではこの「デミオ」、実寸での「大きさ」ならぬ「小ささ」はどれほどか?
全長x全幅x全高=3,885mmx1,695mmx1,475mm。ホイールベースは2,490mmだ。これを、コンパクトカーのライバルたちと比較してみる。
すると、全長、全幅、ホイールベースはさほど変わらず。だが、全高は「ヴィッツ」より25mm低く、「マーチ」より40mm低く、「フィット」にいたっては50mmも低い。
つまり、「デミオ」の「小ささ感」は、車高に大きく影響されている。
そして、この車高を採用した理由はいくつかある。以下は筆者が過去にマツダ関係者から直接聞いた内容だ。
・デザイン面/マツダお得意のダイナミックでエモーショナルなデザインテイストの追求
・ボディ技術面/マツダお得意の軽量化
・マーケティング面/欧州Bセグメントのなかで最小サイズ(=Aセグメント寄り)を狙った
また「デミオ」は、フォード「フィエスタ」との共通パーツが多い車両だ。この場合のフォードとは、欧州フォードの意味合いが強い。そのため、上記集計データでも「欧州車っぽい」50.0%となり、「日本車っぽい」16.7%を大きく凌ぐ結果となっている。
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