autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏 3ページ目

自動車評論家コラム 2012/3/21 18:53

「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏(3/3)

「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏

CX-5が持っている「ふたつの優しさ」

マツダ CX-5 クリーンディーゼルエンジン

CX-5に搭載される2.2リッターのクリーンディーゼルは、まず動力性能が凄い。

SKYACTIV技術を投入したディーゼルエンジンで、コモンレール直噴ターボを採用することで、パワーは129kWだが、トルクが420N・mという、4.0Lを超えるV型8気筒エンジン並みの性能を誇っている。それも、わずか2,000回転ほどで最大トルクに達するのだ。

筆者はプロトタイプ車のみで市販車にはまだ試乗していないが、プロトタイプ車に乗った印象はとても良かった。

何が良いかと言えば、まずはレスポンスが良い。ディーゼルエンジンというと、回転がなかなか上昇していかないイメージがあるが、CX-5のディーゼルはガソリンエンジンと同じように良く回るのだ。

マツダ CX-5 メーター

ディーゼルなので回転の上限は5,000回転ほどに抑えられているが、スムーズに良く回るので、そこに達するまでの時間も早い。SKYACTIVの6速ATと合わせ、俊敏な走りが楽しめるディーゼルだ。

走り始めから大きなトルクを発生するので、やや重いSUVボディであることを全く感じることなく、力強い走りが味わえる。しかもCX-5のクリーンディーゼルが優れているのは、ディーゼル車としては世界で最も低い14.0という圧縮比を実現し、効率的な燃焼を実現することによって基本の状態でクリーンな排気ガスを実現していることだ。

メルセデス・ベンツやBMWがNOxの浄化に尿素を使っていたり、エクストレイルがNOxの後処理のために高価な稀少金属を使った触媒を採用しているのに対し、CX-5は余分な後処理をすることなくクリーンディーゼルに仕上げている。これが凄い。

ディーゼルとガソリンの燃料代の差は、CX-5同士で比べると年間1万km走行で1万3,000円程度である。CX-5はガソリン車の燃費もけっこう良いから燃費の差はあまり広がらない。でも、これも8年間乗れば10万円を超えるわけで、けっこう大きい。

CX-5のクリーンディーゼル車は、購入時にクリーンディーゼル補助金が18万円、自動車取得税と自動車重量税の免税分がグレードによって異なるが17万円以上、さらに翌年の自動車税が減税されることを考えると、トータル40万円くらいお得になる。ガソリン車だと20万円を超えるくらいの金額だから、クリーンディーゼルは「環境」に優しいだけでなく、「お財布」にも優しいのだ。

このふたつの優しさがしっかりとユーザーに伝われば、日本でもクリーンディーゼルが一気に大ブレークする可能性は高いだろう。

筆者: 松下 宏

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