「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏(2/3)

「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏
マツダ CX-5 走行イメージ1 マツダ CX-5 走行イメージ2 マツダ CX-5 走行イメージ3 マツダ CX-5 走行イメージ4 マツダ CX-5 クリーンディーゼルエンジン マツダ CX-5 メーター マツダ CX-5と山内孝会長・社長兼CEO マツダ CX-5 フロントイメージ マツダ CX-5 リアイメージ マツダ CX-5 フロントイメージ マツダ CX-5 サイドイメージ 画像ギャラリーはこちら

これまでもいくつかのクリーンディーゼルが販売されてきたが・・・

CX-5は好調な受注を集めているが、それ以前にも最新のポスト新長期規制に対応するクリーンディーゼルを搭載したクルマは何車種か販売されていた。

メルセデス・ベンツ E350 ブルーテック

最初に発売されたのは「メルセデス・ベンツ Eクラス」で、メルセデスはポスト新長期規制の前の「新長期規制」の段階からディーゼル車の販売を始めていて、最新規制にも尿素を使った排気ガス浄化システムを使ってクリーンディーゼルへと仕上げてきた。

メルセデス・ベンツ Eクラスのステーションワゴンは、高価な輸入車なので、絶対的な台数はさほどではないものの、クリーンディーゼルがガソリン車よりも多く売れるくらいに高い人気を集めている。

これは、前述のように、購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税になり、しかもクリーンディーゼル補助金が受けられるため、数十万円のお得感が生じることが大きな理由でもある。

BMW X5 xDrive35d

輸入車ではほかに、「メルセデス・ベンツ Mクラス」「BMW X5」などにもクリーンディーゼル搭載車がラインナップされているほか、フォルクスワーゲンやプジョーなどもディーゼル市場への参入を表明している。

今後は次々にクリーンディーゼルを搭載した輸入車が売り出されるだろう。今年は「BMW 3シリーズ」のディーゼルも楽しみだ。

日産 エクストレイル クリーンディーゼル 20GT

Eクラスの次にクリーンディーゼルを設定したのは「日産 エクストレイル」。

ルノー製エンジンをベースに尿素による後処理なしで、クリーンディーゼルへと仕上げた点が高く評価されるエンジンだった。

エクストレイルは本格派オフロード4WDとして、雪道や悪路、オフロードなどを走るユーザーに支持されるクルマであり、そうした使い方ではディーゼルエンジンのトルクが求められるため、一定の比率でディーゼル車が売れた。

ただ、エクストレイルディーゼルはデビューした当初が6速MT車だけの設定だったこともあって、AT車が求められる日本の市場では当時、あまり普及しなかった。後にATモデルが追加されるものの、爆発的な普及には至っていない。

三菱 パジェロロング(ディーゼル)

エクストレイルに続いて三菱の本格派4WDである「パジェロ」にもクリーンディーゼルが設定されたが、これも価格がかなり高くなることなどが理由で、限定的な売れ方にとどまったのが実情だ。

エクストレイルにしてもパジェロにしても、SUVというよりも本格派のオフロード4WDであったことが、クリーンディーゼル車普及の妨げとなってしまった節がある。

日本では本気でオフロードを走ろうというようなユーザーは少なく、また自然破壊をすることなく走れるオフロードはほとんどない。オフロード4WDを求めるユーザーこそ、一定程度は居るものの、大きな広がりにつなげるのは無理があったということだろう。

マツダ CX-5 走行イメージ3

そこで、今回の「マツダ CX-5」だ。

ジャンルでいえばSUVということになり、エクストレイルやパジェロと同じか近い位置にいるのだが、CX-5は本気でオフロードを走るというよりも街乗りに適したクルマとして、乗用車感覚に近いという点が、他車と異なっている。

最低地上高などを考えたらオフロードに持ち出すこともできなくはないが、使途の中心はオンロードが想定されたクルマである。

その分だけ、エクストレイルやパジェロとは違う売れ方になっているのだろう。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ CX-5の最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ CX-5のカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ CX-5の中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ CX-5の記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ CX-5のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる