マツダ 新型 CX-5、国産SUV随一の上質さにあの辛口評論家も思わず唸る![公道初試乗](2/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:小林岳夫
ガソリンエンジンは積極的におススメする理由がない
エンジンは「SKYACTIV-G」2.5リッターガソリンと「SKYACTIV-D」2.2リッターディーゼルターボの2種類を試してみた。
ガソリンについちゃ「う~ん」という感じ。
そもそもエンジンの騒音や振動が濁っているため(雑味を感じる)、回転数上がると気持ちよくない。
>>[画像123枚]マツダ 新型 CX-5(2017年2月発売) フォトギャラリー
その上、ATとの相性もイマイチで、頻繁にギアダウンしてしまう。ギアダウンすると発生トルクが大きく変動するため前後方向のGが出るし、エンジン音や振動の変化も激しい。
新型CX-5、積極的にSKYACTIV-G ガソリンエンジン搭載モデルを選ぶ理由を見つけにくいと思う。
新型でも、やはりCX-5といえばディーゼルがおススメだ
対して、SKYACTIV-D 2.2リッターディーゼルターボは素晴らしい。
絶対的なトルクが太いため、アクセル踏むと同じギアをキープしながらグイグイ速度を乗せていく。回転の上昇による振動や騒音の変化だって好ましい。
そもそも振動レベルは極めて少なく(騒音は最近のマツダのディーゼルの中では大きめ)、少し誇張して表現すれば、ガソリンのV6に匹敵するくらい滑らか。
新型CX-5のガソリンとディーゼルを乗り比べたなら、皆さん迷わずディーゼルを選ぶことだろう。
この記事にコメントする