マツダ、東京ミッドタウンに新型デミオ&クレイオブジェを展示 ~魂動デザインの真髄に迫る!~

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東京ミッドタウン キャノピー・スクエアに展示されているマツダ 新型デミオ
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」

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マツダは、10月17日(金)~10月26日(日)の期間、東京ミッドタウンで行われている「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」に2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新型『マツダ デミオ』(ディーゼルエンジンモデル)を出展している。

マツダの展示ブースでは、新型デミオの展示の他に、カーデザインの開発過程を目の前で見て、体験できるイベントを併せて開催中。期間中の4日間(18、19、25、26日)、同社のクレイモデラーがクレイオブジェの製作作業を実演し、さらに来場客にもクレイオブジェの一端を体感する機会を提供している。

マツダ株式会社 デザイン本部 アドバンスデザインスタジオ部長 中牟田 泰氏

10月20日(月)、自動車メディア向けにプレゼンテーション及び、クレイモデル切削体験会が開かれた。

プレゼンテーションで、マツダ デザイン本部 アドバンスデザインスタジオ部長の中牟田氏は、「近年は、表面的でコスメティックなカーデザインが増えています。日本のブランドが今問われているときに、もっと車としての本質を追求した真剣なデザインをやってみたいと思いました。マツダデザインが目指すものとして、デザインは命あるアートであり、心高ぶるマシンをデザインしたい。そして我々の手で、工芸品のように作り上げたい。これは理想で、中々簡単にはいかないですが、何かやり遂げたい。その中で今、我々が取り組んでいるデザインのテーマが“魂動”です。この魂動の原点は、マツダのデザインの全ての源流になる“動くものの表現”。これがマツダデザインのDNAです。この動きの究極の美しさを魂動で追求したいと思いました。」と説明した。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」

マツダでは、車のデザインをアートまで高めたいという思いから、これまでは他のメーカー同様のデザインプロセスだったところに、その前にもう一段階“美を追求するための独自の仕込み”を行っている。

この“仕込み”とは、アートオブジェの製作。例えば「艶めき」「溜め」「スピード」といったものを立体的に置き換えてアート的に表現したらどのような形になるかを、クレイモデラーが独自に製作している。

また、最近はデザイナーにも変化が起きているとのこと。マツダのデザイナーは、単に車をデザインするのではなく、“フォルムとしてのデザインのイメージ”、これを一気に描き上げているのだそうだ。そして、デザインに繋げていく為の様々なアーティスティックなプロセスを展開。それを車のデザインに徐々に徐々に置き換えているのだという。

美を追求するための仕込み、そして仕込みの集団。マツダではデザイナーを職人と呼ぶ。そして、そのような集団こそ強味だとしている。

さらには、新たな挑戦としてこの“仕込み”の部分を活かし車以外のデザインにも挑戦している。現在マツダが展開する「魂動(KODO)」のデザインテーマをベースに「魂動チェア」を製作。こちらは、2013年のミラノサロンにて「アテンザ」の発表と同時に展示された。現在、販売化の問い合わせがあり、検討中との事だ。

マツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にてマツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にてマツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にてマツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にてマツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にて
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」

このようなデザインをブランドとして量産車に繋げるべく、マシンのロードマップとして制定したのが、現在展開中の「魂動デザイン」だ。

この魂動デザインは、2010年にコンセプトカー「靭(SHINARI)」を発表してから、「勢(MINAGI)」では『CX-5』、「雄(TAKERI)」→『アテンザ』、「跳(HAZUMI)」→『デミオ』と、量産モデルに繋げられている。そして、2014年9月にスタイリングが公開された4代目新型「ロードスター(ND)」でも、光と影による動きによってシンプルながら個性の強い進化した魂動デザインが採用されている。

最後に中牟田氏は、「デザインの思いを量産に結び付けてくれるのはエンジニアや生産技術です。彼らの力があって我々のデザインは良い物が出来上がっていきます。彼らの力がなければ良いデザインは生まれません。我々、マツダデザイン・魂動デザインは、更に進化を続けています。今後出てくる車はもっともっと驚かせるデザインになっていると思いますので、ご期待ください」と力強くコメントした。

[レポート:オートックワン編集部]

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014「Mazda Design Atelier」

東京ミッドタウン キャノピー・スクエアに展示されているマツダ 新型デミオ

日 程:10月17日(金)~26日(日)

場 所:東京ミッドタウン プラザ1F キャノピー・スクエア

東京都港区赤坂9丁目7-1

展示車両:新型「マツダ デミオ XD Touring」 / 新型「マツダ デミオ XD Touring L Package」

U R L:http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2014/index.html

クレイオブジェ製作の実演会・体験会:10月18日、19日、25日、26日(記載日程にて1日2回開催 (1)13時~、(2)15時~)

マツダのクレイモデラーによるオブジェ制作の実演/「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」にて「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2014」

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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