マツダ アクセラ グレード比較(後編)(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳/マツダ株式会社
マツダ アクセラ 20E/雪国向けのモデル
マツダ アクセラ 20Eは、セダンではFF車もあるが、基本は4WD車という位置付けのグレードで、セダンとスポーツの両方に設定されている。搭載エンジンは直噴仕様ではなく通常の自然吸気DOHCであるため、動力性能は105kWにとどまっている。
また、直噴仕様であることが前提となるのでi-stopは装備されず、結果として燃費も11.6km/Lにとどまっている。低排出ガス仕様車(☆☆☆☆)の認定は受けているが、燃費基準を達成していないのでエコカー減税は受けられない。
また、i-stopとセットで装備されている安全装備のDSCも、20E(4WD)ではオプションすら設定されていないのが残念だ。SRSサイド&カーテンエアバッグもオプション設定となる。
このほか、ATがFF用の電子制御5速ATと違って電子制御4速のEC-ATになるため、マニュアル操作のためのステアリングスイッチなども装備されない。
雪国のユーザーには4WDであることが絶対条件になるが、雪道を走るためにはDSCも絶対といったほうがよいくらいに必要なもの。今後はぜひとも標準装備して欲しいものだ。
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