マツダの屋台骨「アクセラ」大改良!多岐にわたる改良と新技術搭載でどう変わったのか(4/4)

マツダの屋台骨「アクセラ」大改良!多岐にわたる改良と新技術搭載でどう変わったのか
マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル) 画像ギャラリーはこちら

2リッターのガソリン廃止は残念

マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル)マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル)

ショックアブソーバーの動きもスムーズになったが、タイヤが18インチ(215/45R18)で少し硬さを感じる。銘柄はダンロップ・スポーツマックスで、指定空気圧は前輪が240kPa、後輪が230kPaだ。ショックアブソーバーの改善を受けたことで、減衰力が若干高まったことも影響しているだろう。

その代わりに走行安定性は改良前に比べると向上した。車両の向きの変わりやすさは同等だが、改良後は後輪の踏ん張り感が増して、カーブを曲がっている時の安心感が高まった。

それでもバランスが良いのは、18インチよりも、現時点では設定のない17インチだと思う。この点を開発者に尋ねると「エアボリューム(タイヤに充填される空気の量)にもよるが、見栄えのカッコ良さを除いて考えると、個人的な意見としては17インチのバランスが良いかも知れない」とのことであった。

ベーシックな運転感覚を把握することも踏まえて、1.5リッターのガソリンエンジンを搭載するアクセラスポーツ15Sプロアクティブにも試乗した。車両重量が1280kgのボディに1.5リッターのガソリンエンジンだから十分な動力性能とはいえないが、前輪側の軽さもあって、ディーゼルとは違う軽快な走りを味わえる。動力性能に足まわりが勝る安定感も、1.5リッターのガソリンならではだ。

そうなると、1.5リッターディーゼルの投入と引き替えに、2リッターのガソリンを廃止したのは、クルマ好きとしてはちょっと残念に思う。

>>ビッグチェンジした「アクセラ」写真でチェック(画像118枚)

アクセラに対する深い愛情をミニバンにも!

マツダ 新型アクセラ(2016MCモデル)

それにしても、多岐にわたる改良を受け、アクセラの商品力はかなり高まった。こういった改良を施すことが商品を売る上ではとても大切で、同時にマツダのアクセラに対する深い愛情も感じられる。

自然な運転感覚と優れた走行性能、快適性を調和させる難しいチャレンジも注目点だろう。G-VectoringControl、ナチュラルサウンドスムーザーなどは、いずれも明確に体感することはできないが、優れたクルマ造りを見えないところで支えている。

この深い愛情をプレマシーやビアンテにも注いでいただけたら、と切に願う。

[Text:渡辺陽一郎]

>>ビッグチェンジした「アクセラ」写真でチェック(画像118枚)

前へ 1 2 3 4

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ アクセラの最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ アクセラのカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ アクセラの中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ アクセラの記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ アクセラのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる