日産 新型スカイラインターボ 200GT-t vs マツダ アテンザ XD クリーンディーゼル どっちが買い!?徹底比較(2/3)

日産 新型スカイラインターボ 200GT-t vs マツダ アテンザ XD クリーンディーゼル どっちが買い!?徹底比較
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新型スカイラインターボ vs マツダ アテンザ クリーンディーゼル -燃費対決-

日産 新型スカイラインターボ 200GT-tマツダ アテンザセダン XD クリーンディーゼル

燃費性能にも触れてみよう。

新型スカイラインターボ 200GT-t タイプPの使用燃料はハイオクで、JC08モード燃費は「13km/L」。アテンザ クリーンディーゼル XD・Lパッケージは軽油を使い、JC08モード燃費は「20km/L」(6速AT)だ。

実用燃費をJC08モード燃費の「85%」、プレミアムガソリンを1リッター当たり「175円」軽油を「145円」として1km走行当たりの燃料代を計算すると、新型スカイラインターボが「15.8円」、アテンザ クリーンディーゼルは「8.5円」だ。

1万kmであれば新型スカイラインターボが「15万8,000円」アテンザ クリーンディーゼルが「8万5,000円」となり、その差額は約「7万円」。

比率にすればアテンザ クリーンディーゼルの燃料代は新型スカイラインターボの54%程度だから、車両価格の違いも含めて出費はアテンザ クリーンディーゼルが大幅に安く抑えられる。

新型スカイラインターボ vs マツダ アテンザ クリーンディーゼル -エクステリア対決-

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ボディサイズは、アテンザセダンが少し大きい。全長で70mm、全幅で20mm新型スカイラインターボを上まわる。全高は1,450mmと両車ともに同じ数値で、今日のセダンでは若干背が低い部類だ。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、後輪駆動車とあって新型スカイラインターボが20mm長い。

アテンザもセダンのほうがワゴンに比べて80mm長いが、新型スカイラインターボはさらにロングホイールベースだ。

アテンザセダンがワゴンよりもホイールベースを伸ばしたのは、後席の足元空間を拡大して外観を引き締め、格好良く見せるためだ。特に中国市場では、背が低くボンネットの長いセダンスタイルが好まれる。そこでアテンザセダンも、前輪駆動車でありながらフロントウインドーの位置を後退させ、ボンネットを長く見せている。新型スカイラインターボは後輪駆動だから、ロングノーズのデザインに仕上げやすい。

新型スカイラインターボ vs マツダ アテンザ クリーンディーゼル -視界・最小回転半径対決-

日産 新型スカイラインターボ 200GT-tマツダ アテンザセダン XD クリーンディーゼル

視界は両車ともにあまり良くない。今日の流行に沿って、サイドウィンドウやインパネの位置を高めに設定したからだ。ドライバーがクルマに潜り込んだような印象になる。

アテンザセダンはサイドウィンドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げたから、斜め後方も見にくい。新型スカイラインターボもボディ後端のピラー(柱)が太めで、後方視界を損なっている。

最小回転半径は、新型スカイラインターボが5.7m、アテンザセダンが5.6mと大回りだ。特に新型スカイラインターボは、後輪駆動車の特徴となるステアリングの切れ角を生かせていない。

クラウンアスリートはホイールベースが新型スカイラインターボと同じ数値で5.2mに収まり、フーガはホイールベースが2,900mmと長く、20インチタイヤ装着車もあるが5.6mにとどめた。

新型スカイラインターボ vs マツダ アテンザ クリーンディーゼル -インテリア対決-

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次に、内装をチェックしよう。

新型スカイラインターボのインパネには光沢のあるピアノブラックが使われ、艶っぽく仕上げられた。エアコンのスイッチは縦方向に配置。アテンザのインパネは水平基調のデザインでオーソドックスだが、手探りの操作はしやすい。

新型スカイラインターボは見栄えの良さ、アテンザセダンは実用性を重視している。

フロントシートは、両車ともサイズに余裕を持たせている。新型スカイラインターボの座面は体が少し沈んだ部分でしっかりと支えるタイプ。

バックレストの形状が乗員の背骨に合わせて湾曲しているので、背中から肩にかけてのサポート性も良い。

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アテンザセダンは新型スカイラインターボに比べて座り心地は少し硬めだが、ボリュームに不足はない。腰まわりがしっかりと支えられているので、長距離ドライブも快適だ。

リアシートは、両車ともにボディが大柄な割にはあまり広くない。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る同乗者の膝先空間は、両車とも握りコブシ2つ半。フィットなどのコンパクトカーと同程度で、腰が少し落ち込んで膝が持ち上がる。

アテンザセダンは座面の前方を大きめに持ち上げて大腿部のサポート性を向上させたが、小柄な同乗者が座ると大腿部を押された感覚になりやすい。

頭上空間は、身長170cmの同乗者が座った状態で、新型スカイラインターボは掌が収まるくらい。アテンザは握りコブシ半分程度になる。

乗降性も両車ともいま一歩。フロントシートはさほど悪くないが、リア側は天井が後ろに向けて下降するため、ドアの開口部の上下寸法が不足気味だ。頭を下げて乗り込む。

足元空間があまり広くないから、乗降時の足の取りまわし性も良くはない。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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