2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤーが「VW ゴルフ」に決定! ~輸入車初の受賞、VGJ庄司社長に独占インタビュー!~(2/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
自動車評論家たちはどんな基準でカー・オブ・ザ・イヤーを選考したのか
ゴルフに10点を投じた松下宏さんは『カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)はいつも「小さくて軽くて安くて燃費が良くて広くて快適で安全」なクルマを基準に選んでいる。その中で総合評価が高かったのがゴルフだった』と明確。九島辰也さんもゴルフに10点。COTY最終選考の際にSクラス、V40とゴルフで迷い、改めて3台に試乗した際乗ったのがベーシックなグレードのゴルフ。これが走って楽しく優秀だった。『ダントツで安い249万円で買えてしまうコストパフォーマンスの高さに票を入れました』とのこと。
『ホンダ フィットと大いに迷った』という飯田裕子さん。世代を追うごとに進化を続けてきたゴルフには毎回感心していたが、その上を行く7代目の革新ぶりには圧倒された。そのサプライズに対する評価なのだと話す。ゴルフの安全性能や環境性能の次元の高さに10点を投じたのは高山正寛さん。新たなプラットフォーム設計思想「MQB」の革新性や、日本におけるマーケティング戦略の上手さ、価格設定の絶妙さなども高く評価した。
COTYはいつも購入するユーザーの目線で吟味するという河口まなぶさん。高い完成度で249万円からの価格設定という、文句のつけようのないバランスの良さに10点を入れた。いっぽう『友だちに薦められるクルマを基準に選んでいる』という川端由美さんは、価格を抑えながらも、以前なら高級車にしかなかった装備・技術をCセグメントに持ち込み、技術の民主化を図った点を高く評価しゴルフに10点とした。
これらCOTY選考委員の配点は、日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式サイトに詳しく掲載されている。併せてチェックしてみると、各々の考え方が見えてくるはずだ。
[レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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