マツダ アテンザ 23Z 試乗レポート
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:難波賢二
モーターショーで出展したクルマに近づけた
23Zはエキサイティングなハンドリングと質の高いドライブフィールの確立を目標に開発されたグレードだ。それを実現するためにエクステリア、インテリアをはじめメカニカルな部分にまで手が加えられた。
エクステリアでは左右2本出しの大径マフラーカッター(5ドアスポーツ)、18インチ径のアルミホイールが他のアテンザと差をつける。さらに、アルミホイールからのぞくのが真紅にペイントされたブレーキキャリパーだ。
ブレーキ本体も18インチホイール採用に合わせて強化されている。ブレーキローターにフロント16インチ、リア15インチという大径ローターを採用した。
サスペンションもダンパーオイルを高性能にし、専用チューンタイプを装着した。タイヤは215/45R18が標準だ。
インテリアもスポーツ感覚。カーボン調インパネ、アルミ製パネルが光る。ステアリング、シート、シフトノブも専用になる。
スポーティミッドサイズカーを愛する方へ
23Zシリーズは5ドアスポーツとスポーツワゴンに用意される。 エンジンは2.3L178ps。5速マニュアルと4速マニュアルシフトモード付アクティブマチックATが選べる。 試乗は5ドアの4速AT。ボディカラーはアテンザ5ドアのイメージカラーであるイエローだ。 チェックポイントはハンドリング。専用サスと18インチタイヤ、強化ブレーキのフィーリングも気になる。 街中での走りはややかための乗り心地。ブレーキはツマ先の動きで確実に効く。路面状況によって若干の轍どられもあるが、45タイヤ装着車としては、許容範囲。 本領発揮はワインディング。コーナーでのロールは実にしなやか。抑えの効いたロールはノーマルアテンザでは味わえないスポーツフィーリングだ。もちろんブレーキも強力。アクティブマチックもいいが、5MT車でこの感覚を味わってみたい気がしてきた。
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