【解説】「マツダ アテンザ」改良モデル ~マツダのモノ造り革新は改良版でもカタチに~/松下宏

  • 筆者: 松下 宏
  • カメラマン:マツダ株式会社
【解説】「マツダ アテンザ」改良モデル ~マツダのモノ造り革新は改良版でもカタチに~/松下宏
マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) マツダ アテンザ(改良モデル) 画像ギャラリーはこちら

フロントデザイン周りの変更に加え、19インチアルミなどを採用

マツダ アテンザの改良モデルが、ロサンゼルスオートショーで発表された。

マツダの改良モデルは、ただの改良モデルの域を超え、良いものは「スグに取り入れる!」という、マツダだからできる改良の仕方を進めていくという。マツダの考え方を示したカタチが下記の内容だ!

アテンザのデザインはコンセプトカー「雄(たけり)」のデザインを具現化したもので、最近のマツダがデザインテーマとしている魂動(こどう)デザインを表現したものだ。

マツダ アテンザ(改良モデル)
マツダ アテンザ(改良モデル)

今回のアテンザ改良では、その路線を進化させる形で改良が加えられ、フラッグシップセダンにふさわしい存在感を持つデザインへと仕上げられている。

立体感のあるデザインに変更されたフロントグリルやシグネチャーウイングに加え、前方を真っ直ぐに見据える瞳のようなヘッドランプと合わせ、フロント回りは精悍さとエレガントさを増した。

リヤビューも、LED発光シグネチャーを採用したリヤコンビネーションランプが引き締まった印象を与えている。

このほか、ワゴンモデルではシャークフィンアンテナを小型化して伸び伸びしたデザインを表現し、ダークな色調で金属感と深みのある輝きを強調した高輝度塗装の19インチアルミホイールなどが採用されている。

大胆な変更が施されたインパネとセンターコンソール

マツダ アテンザ(改良モデル)
マツダ アテンザ(改良モデル)

エクステリアに比べ、インテリアは大幅な変更を受けた。

綿密に作り込んだパーツのつながりや統一感が生み出す美しさを追求し、インパネやセンターコンソールのデザインには改良とは思えないほど大胆な変更が加えられている。これによって、インテリア回りの質感を大幅に向上させた。

独自のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)コンセプトに基づくドライバーオリエンテッドな運転席空間と、横方向に広がるインパネデザインによる開放的な助手席空間を両立したのもポイントとなる部分である。

装備面ではマツダ車として初めて電動パーキングブレーキを採用したほか、高さを抑えたダッシュボードに独立した7インチのセンターディスプレイを設置、これに車速や先進安全装備の情報などがリアルタイムで表示される。

スマートフォンなどと連携し、インターネット接続やコミュニケーションの機能を利用できるカーコネクティブシステムのマツダコネクトも採用されている。

マツダ アテンザ(改良モデル)
マツダ アテンザ(改良モデル)

パワートレーンに関しては基本的に変更を受けていないが、ガソリンエンジンのAT車には走行モードを切り替えることのできる「ドライブセレクション」を設定し、SKYACTIV-D2.2の搭載車には新世代のAWDシステムを新たに設定した。

足回りは新構造の前後ダンパーを採用したことや、フロントアームのブッシュ形状最適化などによって、これまで以上にスムーズでフラット感のある乗り心地を実現している。

インテリア回りの質感の向上に合わせ、NVH性能も向上していて、車内に伝わる騒音を荒れた路面では従来比約10%、高速クルージングでは従来比約25%も低減させたという。

マツダ アテンザ(改良モデル)

安全装備は従来からのアイ・アクティブ・センスを進化させ、新たな機能を追加するなどこれまで以上に走りの楽しさと運転の安心感との両立が図られている。

具体的には夜間の視認性を高めるアダプティブLEDヘッドライト、車線逸脱の回避をサポートするレーンキープ・アシスト・システム、ドライバーの疲労を検知して休憩を促すドライバー・アテンション・アシストなどを採用した。

従来からのSCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)とAT車誤発進抑制制御は後方も検知できるように進化させている。中高速での衝突回避や被害の低減を図るSBS(スマート・ブレーキ・サポート)も採用されている。

Mazda6(日本名:アテンザ)改良モデル 米国仕様 主要諸元(暫定値)

全長×全幅×全高:192.7×72.4×57.1inches/ホイールベース:111.4inches/エンジン:SKYACTIV-G 2.5 ガソリンエンジン/トランスミッション:SKYACTIV-MT 6速マニュアル・SKYACTIV-Drive 6速オートマチック/駆動方式:FWD/最大出力:184HP/5,700rpm/最大トルク:185ft-lb/3,250rpm/サスペンション:(前)マクファーソンストラット式・(後)マルチリンク式/ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク・(後)ディスク/ステアリングシステム:ラック&ピニオン式/タイヤ:P225/5517・P225/45R19/ホイール:17×7.5J・19×7.5J/車両重量:(MT)3179lbs・(AT)3250lbs/燃費:(MT)25/37/29mpg・(AT i-ELOOP無)26/38/30mpg・(AT i-ELOOP有)28/40/32mpg

マツダ アテンザ(改良モデル)

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筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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