メルセデス-マイバッハ Sクラス 試乗レポート/島下泰久(2/2)

  • 筆者: 島下 泰久
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本株式会社
メルセデス-マイバッハ Sクラス 試乗レポート/島下泰久
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保冷可能なカップホルダーや備え付けの手作りシャンパングラスまで装備

メルセデス-マイバッハ Sクラス
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装備も充実の一言。見える範囲すべてがレザーとウッドに囲まれた空間は、格納式のテーブルや保温も保冷も可能なカップホルダーなどが組み込まれたセンターコンソールを備えた「ファーストクラスリアスイート」、助手席を通常より更に前方に出して足元に広々とした空間を確保できる「ショーファーポジション」などの好みで選べる豊富なオプションが設定されている。

それだけじゃない。備え付けの冷蔵庫からシャンパンを取り出して楽しむための、専用の銀メッキとされた手作りのシャンパングラスまで用意されているのだ。

走行中も雑音がほとんど耳まで届かないほど静かなリアシート

メルセデス-マイバッハ Sクラス

では、肝心な走りはどうだろうか。試乗車は最高峰の「メルセデス-マイバッハ S600」。

ショーファーの運転で試したリアシートは、まず非常に静かなことに驚かされた。より広い範囲に遮音材や制振材が入れられ、ドアシールも改良。音自体が抑えられている上に、騒音源となるドアそのものやドアウインドウから離れた着座位置も相まって、雑音が耳までほとんど届かない

また、これだけストレッチされているにも関わらず、やはりリアドアの開口部が大きくないこともあってかボディ剛性も十分に確保されていて、足元にブルブルとした振動が伝わってくることもない。ランフラットながら専用の制振フォーム入りのタイヤも、乗り味を一層丸みのあるものにしている。

メルセデス-マイバッハ Sクラス
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ステアリングを握った印象も悪くはなかった。後で“普通の”Sクラスロングに乗り換えると、外套を脱ぎ捨てたかのように軽やかに思えたのも確かだが、これだけ乗っている限りではやたら鈍重と感じることはなく、6リッターV12ツインターボエンジンのパワーも十分以上で、心地良いクルージングを楽しめた。

もっとも、持て余さずに済んだのは道の広いアメリカだったからという点は、割り引いて考えることが必要だけれども。

隙無く仕上げられているメルセデス-マイバッハ、この内容ならば買い得感あり

メルセデス-マイバッハ Sクラス
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結論としてはこの新生メルセデス-マイバッハ、その名に恥じないエクスクルーシヴな1台に仕上がっていたと言っていい。

かつてのマイバッハのオーナーから見ても、もちろん全長などは少々小さくなるとは言え、この内容でこの価格ならば、大いに買い得感ありと受け取れそう。仕上がりには、それぐらい隙が無い。

今はSクラスを使っているという人も、あるいは直接のライバルとなりそうなイギリスの2大巨頭、ベントレーやロールス・ロイスに乗る人も、これなら刺さるという人がきっと出てくることだろう。

先代では決して小さくない市場規模を誇った日本だけに、メルセデス-マイバッハ Sクラスは、ほとんど待たせることなく上陸予定である。

いや、これではやっぱり納得できないという人には・・・?

焦ることなかれ。今後も更なるラインナップ拡大が予定されているというから、期待していいはずだ。

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島下 泰久
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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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