マセラティ 新型ギブリ 新型車速報
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「マセラティ ギブリ」往年の名車の車名が復活!
マセラティ ジャパンは、マセラティ史上初のミドルセダン「マセラティ ギブリ」を発表した。デリバリー開始は2013年12月の予定となっている。
「ギブリ」とはイタリア語で”アフリカ北部で吹くサハラ砂漠からの熱く乾いた風”という意味。1966年に登場し一世を風靡したマセラティの名車の車名が復活した形となった。
「マセラティ ギブリ」は「メルセデス・ベンツ Eクラス」や「BMW 5シリーズ」などが属するEセグメントのモデルで、先に発売した「クアトロポルテ」より軽くてコンパクトであり、かつパワフルなパフォーマンスでありながら低価格化を実現した。
エクステリアは「クアトロポルテ」のデザインを継承しつつ、個性的でアグレッシブなイメージも加わり、4ドアセダンでありながらクーペのようなスタイリングはスポーティで優雅なイメージに仕上がっている。
インテリアはダブル・コックピット・レイアウトが採用され、運転席と助手席を独立させたデザイン。顧客のターゲット層が30代半ばから50代半ばということもあり、スポーティさや若々しさだけでなく、ラグジュアリー感も兼ねそろえている。
シート表皮は上質なソフトレザーを採用。ダッシュボードとドアトリムも同様のソフトレザーで仕上げることができ、カラーも好みで組み合わせることが可能だ。 ダッシュボード中央には、マセラティ伝統の「マセラティ・クロック」も装着されている。
ボディは安全性の向上と軽量化のため、ボンネットと4枚ドアには軽量なアルミニウムを使用。ボディ構造は50:50の重量配分を維持するとともに、フロントにダブルウィッシュボーン、リアは5リンクサスペンションにより、正確でダイレクトな操縦性が確保されている。
トランスミッションは、ZF社と共同開発したAT8-HP70型8速オートマチックを標準装備。急加速にも素早くシフトアップしてスポーティな走りと快適な乗り心地を両立させた。
また最高クラスの安全性のため、マセラティブランドとして初めて「アクティブ・スピード・リミッター」を標準装備した。
ラインナップは3.0リッターV6ツインターボエンジン搭載のRWD(後輪駆動)の「ギブリ S」とAWD(四輪駆動)の「ギブリ S Q4」の2モデル。
最高出力410ps(302kW)/5500rpmのパワーと、1,650rpmというの低回転で550Nmのトルクを誇り、0-100km/h加速と最高速度は「ギブリ S」が5.0秒、285km/h、「ギブリ S Q4」が4.8秒、284km/hを達成したという。
車両本体価格(消費税込)は「ギブリ S」が940万円、「ギブリ S Q4」が1,010万円となっている。
マセラティ ギブリS/ギブリS Q4主要諸元
全長×全幅×全高:4,970mm×2,100mm×1,945mm/ホイールベース:3,000mm/車両重量 ギブリS:1,950kg ギブリS Q4:2,030kg/エンジン:60度V型6気筒/最高出力(エンジン):302kW(410PS)5,500rpm/最大トルク(エンジン):550N・m 1,650rpm/トランスミッション:8速オートマチック/駆動方式 ギブリS:RWD、ギブリS Q4:AWD
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