エリーゼが500万円以下で買えるようになった! LOTUS NEW RANGE発表会レポート

  • 筆者: 松田 タクヤ
  • カメラマン:松田 タクヤ
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イギリス屈指のスポーツカーブランドであるロータス。ロータスと言えば、1995年に登場し多くのロータス・ファンを獲得したスポーツカー「エリーゼ」をはじめとするライトウェイト・スポーツカーでとても有名な自動車メーカーだ。

そのなかでも「エリーゼ」は、エンジンをミッドシップに搭載し、伝統のアルミ接着式バスタブシャシーを採用。走る楽しさを追求するためにさまざまなムダをそぎ落とした超軽量なボディをもっている、ロータスのベンチマークとも言えるスポーツカーだ。

ロータスの日本正規輸入総代理店であるエルシーアイ株式会社は、その「エリーゼ」をはじめとする全モデルのラインナップの見直しを2017年6月23日に行ったばかりだが、2017年10月11日に六本木ミッドタウンで行われた「LOTUS NEW RANGE発表会」で改めて、エルシーアイのビジョンとロータスカーラインナップの方向性を明示した。

”LESS MASS MEANS MORE ~より軽く、よりロータスらしく~”をキーワードとして生まれ変わったロータスの「NEW RANGE」ラインナップたち。いまなお世界中に刺激を与え続けているロータスの発表会の模様をお届けする!

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ロータスの新コンセプト「LESS MASS MEANS MORE」とは何か?

”LESS MASS MEANS MORE”これを翻訳サイトにかけてみると、「少ない質量はもっと意味している」または「より少ない大量は、より多くを意味します」などと翻訳される。なるほど、良くわからない。

翻訳サイトの精度の低さはひとまず置いておいて、これをより自然に日本語に訳すならば「もっと大きな意味(意義)がある」という感じだろう。

「~より軽く、よりロータスらしく~ これこそに意味(意義)がある」、という日本語訳ならば、ロータスのビジョンを解釈しやすい方も多くなることと思う。

さて、今回の発表会では代表取締役社長の高橋一穂氏、広報の谷田恵美氏、スペシャルゲストには、ロータスカーズ ヘッドオブセールスであるライアン・ワトソン氏がこの日の為にイギリスから来日した。

それではここから、ロータスとエルシーアイのリーダーである各人たちの想いを紹介したい。

新しいコンセプトのもと、ロータスの本質へ原点回帰

「少し前までのロータスのスポーツカーは、どんどん大きく、重く、大馬力にという方向に進みつつある懸念がありました。しかし最近は、ロータスの本質であるライトウェイトに回帰する動きで、クルマをモデルチェンジするたびに軽量化をすることに成功しています。また、大型化と大馬力化に伴って上がっていった車両価格も、ロータス本社とハードネゴシエーション(厳しい交渉のこと)をすることによって、全体的に価格を下げる努力をしています。今回そのひとつのかたちとして、エリーゼのスタンダードモデルを消費税込み500万円以下で販売できる運びとなりました。これにより、より多くの日本のユーザーさまにロータスのスポーツカーを選んでいただけることになると確信しております。」と、エルシーアイ代表取締役社長の高橋氏はコメントした。

ロータスらしさを追求し、これからも未来へ進む

「エンジンの出力を上げることでストレートは速くなる、しかし重量を軽くすることはあらゆるシチュエーションでクルマを速くすることができる。ロータスの創業者であるコーリン・チャップマンはこう言いました。このことばに基づいて、新たに掲げた”LESS MASS MEANS MORE”を具現化するために、私たちはロータスのスポーツカーラインナップを一新しました。ロータスはダイナミックな運動性能、ハンドリング、そしてエアロダイナミクスを得意とする自動車メーカーです。そのロータスらしさをさらに高めるために、新たな株主となったGEELYやeTiKaとともに、ロータスが新たな未来へ進んでいくことを楽しみにしていただきたいと思っております。」とロータスカーズ ヘッドオブセールス ライアン・ワトソン氏はコメントした。

一新された新しいロータスのスポーツカーラインナップに注目!

「本日はこの会場にロータスの最新ラインナップを持ち込んできましたが、そのすべてが前モデルよりも軽量化に成功しています。コーリン・チャップマンが掲げた軽量化によるパフォーマンスの向上を現実のものとした、いままでで最も進化したロータスのスポーツカーたちです。本日壇上に用意したエリーゼは日本だけの特別なモデルとなっていて、エアコン、オーディオ、フロアマットなどを取り外した最もエリーゼらしいエリーゼとなっています。また、ここにある以外の全てのエリーゼに於いてもデザインが一新されていて、性能が向上しアグレッシブなスタイリングに進化しています。6月23日に一新したロータスの新ラインナップは、”LESS MASS MEANS MORE LOTUS”のコンセプトを体現する、純粋にドライビングの楽しさを味わえるスポーツカーたちとなっています。」と、エルシーアイ広報の谷田氏はコメントした。

2018年のロータスはディーラーネットワークを強化

今回の発表会では、ロータスのスポーツカーラインナップの紹介以外にも耳寄りな発表があった。現在日本には18のロータス正規ディーラーがあるが、これを2018年中には25まで増やし、より強固なディーラーネットワークを構築すること。

そして、毎年開催されている「ジャパン・ロータスデー」の来年の開催月を9月にすると言うことだ。また、エルシーアイは全国で行われているカーショーやモーターショーにもこれまで以上に積極的に出展していき、より多くの日本のユーザーにロータスのスポーツカーをアピールしていきたいという。

”LESS MASS MEANS MORE ~より軽く、よりロータスらしく~”を新コンセプトとしたロータスとエルシーアイのこれからの活動は、モータースポーツファンだけではなく、全てのクルマ好きのカーライフをいまよりずっと楽しいものにしてくれるに違いない。

[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]

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筆者松田 タクヤ
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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