カタチばかりに気を取られているが、性能は、350ps/40.8kgmのパワーとトルクから0-100km/hを4.0秒、0-160km/hを8.5秒で、そのままどこまでも伸びて行く印象だが、最高速は6速のトップギヤで233km/h・・・!?
実力から言えば、クーペの270km/hと同等になるハズだが、これは「ソフトトップ」故の、ある意味速度リミッターであろう。2速で7200rpmのリミットに達すると、すでに日本の速度規定をオーバーする。
3速で床まで踏み込む勇気は、サーキットのようなクローズドされたコースが適切な場所。リアルに速過ぎるため、公道では試す気が失せる。
開放感あふれる風を受けながらの走行が楽しめるのがロードスターのメリットだが、Bピラー以降が残るタイプゆえに、走行風の巻込みは少なく快適に高速走行もこなせる。ロータスの核であるアルミバスタブシャーシが、基本的に強度と剛性と安全性を確保しているから、クーペとソフトトップボディによる剛性感の違いもほとんど感じない。という構造上のメリットもある。
有り余るエンジンパフォーマンスは、まさに右足の動きに直結した加速Gを展開する。ストロークが長く微妙な踏み加減が正確に伝えられるアクセルは、いや、クラッチもブレーキのストロークに対する踏力の変化などは、操作性の高いペダルのお手本である。
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