ロータス エリーゼ S 試乗レポート /桂伸一(1/2)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:オートックワン編集部
新型1.8リッター スーパーチャージャーを搭載した「エリーゼS」が登場!
誰にでも乗れるスポーツカーが現代の常識。しかし、久しぶりにトゲのある、危うさも含めた刺激たっぷりのスポーツカーに出会えた。その名はロータス・エリーゼS・・・。
ライトウエイトスポーツカーの“元祖”と言えばイギリスの名門、ロータスである。
F1にキミ・ライコネンとともに復活(名称だけだが)して話題、実力ともに盛り上がっているロータス。
ロードカーとしてもやはり軽さ、ライトウエイト性がどれほど重要かということを改めて重要視しているロータスのエントリーモデルには、すでに「エリーゼ」が用意されている。
エントリーモデルの「エリーゼ」は、トヨタ製1.6Lエンジン(136ps /16.3kgm)を搭載し、パワーとトルクをドライバーの“手の内”に入れて操れ、扱い易いという特性に人気が集まっている。
こいつを乗りこなすには、相応の腕が必要
今回上陸した「エリーゼS」は、エンジンを同じトヨタ製でも1.8Lにストロークアップしてスーパーチャージャーを装着。スペックを一気に220ps/25.4kgmと強力に引き上げた結果、クルマの特性もガラリと変身した。
正直、この「S」を乗り“こなす”にはそれ相応の“腕に覚え”が必要だ。
ツイスティな峠道では、弾かれたようにダッシュする加速Gと、コーナーからコーナーを泳ぐように抜ける軽快なハンドリングと、950kgの軽さゆえのブレーキ性能にも優れた俊敏な動きは、スーパースポーツカーの一歩手前、いや、スーパーカーの上を行く運動性能の持ち主なので、一定以上のスキルが必要なのである。
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