リンカーン MKX 試乗レポート/岡本幸一郎(2/5)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
このインテリア、日本車やドイツ車にはないムード
従来型よりもずっと高級感の増したインテリアも印象的だ。
ソフトで肌触りの良いプレミアムレザーを用いたシートやドアトリム、ふんだんに用いたウォールナットウッド、サテンブロンズ調のパネル、クロームのアクセントなどが織り成すラグジュアリー感は独特で圧倒的。
従来型ではメーターフードのみだったソフトな素材が、ダッシュパネル全面に張り巡らされ、直線基調だったデザインは全体的に変化に富んだ新鮮味のあるものとされた。日本車やドイツ車にはないムードがあり、この雰囲気は個人的にもかなり好みだ。
前後席とも居住空間は十分に確保されており、とくに横方向の余裕を感じる。ラゲッジルームも文句なく広く、インパネとラゲッジ側壁のスイッチやリモコンキーにより電動開閉できるパワーリフトゲートが標準装備される。
標準装備の「ビスタルーフ」と呼ぶパノラマルーフの開口部の面積も大きく、開放感は文句なし。全面固定式ではなく、仕切りバーよりも前側は開閉可能となっている。
装備も非常に充実しており、フロントシートにはシートヒーター&クーラーが付く。リアシートにもシートヒーターが付き、フロントのアームレストは左右独立して前後スライドが可能だ。ステアリングには電動調整機構やステアリングヒーターも備わった。
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