レクサスは2017年から新フェーズへ!新ブランドリーダー「LC500」は最初から5リッターV8で決めていた!(2/2)
- 筆者: 桃田 健史
今年のデトロイトは、環境車とスポーツカー、ピックアップトラックと新車が続々登場
アメリカ市場はいま、絶好調だ!
2015年の販売総数は、1747万台となり、2000年に記録した1741万台を超えて過去最高記録を達成した。
こうした活況のなか、各自動車メーカーとしては「未来を語ることも大事だが、目の前の商売をもっと良くしたい」という想いが強い。そのため、日産「タイタン」やホンダ「リッジライン」が登場した。アメリカ市場の50%がピックアップトラックおよびSUVによる“ライトトラック部門”である。
それに加えて、スポーツカーの「ドル箱市場」として、インフィニティが「Q60(スカイラインクーペ)」、BMWは「M2」、メルセデス・ベンツが「SLC」などと、老若男女の富裕層向けのクルマを披露した。
環境対応車もいろいろ登場。プラグインハイブリッド車のVW「ティグアンGTEアクティブコンセプト」、燃料電池車のアウディ「h-Tronクワトロコンセプト」、さらに満充電で200マイル(約320キロ)走行可能なEVのGMシボレー「VOLT」がお披露目された。
アメリカでは、2017年にカリフォルニア州環境局・大気保全委員会(CARB)による、ZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル規制)法の一部が改訂される。
さらに、企業別燃費(CAFÉ)についても2025年に向けて厳しい内容となる。こうした環境レギュレーションに対して適合するために、日米欧韓の各メーカーは環境対応車へのシフトがこれからも続く。
中国に次ぐ、世界第二位のアメリカ市場。今年も様々な新車が街を走り出す。
[Text:桃田健史]
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