脇阪寿一選手主催、「交通事故ゼロを目指す」サーキット体験イベントレポート/今井優杏(3/3)

  • 筆者: 今井 優杏
  • カメラマン:三橋仁明 / N-RAK PHOTO AGENCY
脇阪寿一選手主催、「交通事故ゼロを目指す」サーキット体験イベントレポート/今井優杏
画像ギャラリーはこちら

なんと!鈴木亜久里氏のドライビングによるサーキット同乗走行体験も!

かたやサーキット本コースでは脇阪選手と鈴木亜久里氏が、参加者を乗せて全開走行。乗り込むのはレクサス IS Fのサーキット専用モデルCCS-Rだ。

正直、個人的に言えば鈴木亜久里氏がレクサスでサーキットを全開走行(しかも運が良ければ隣に乗り込める!)なんて、それだけでプレミアム!

しかし、アタリマエだが彼らはただワーキャーステキ!レーサーってカッコイイ!なんてことをマブいスケ(古)に言わせたいから走っているのではない。

ジムカーナでドラテクを培って運転が上手くなれば、これほどに高い速度域でクルマをコントロール出来るんだよ、ということを実感して欲しいんだそうな。

確かに、プロドライバーの隣にサーキットで乗せてもらったら、本気でその技術には涙が出るほど感激すると思う。私もサーキット走行をたしなまないでもないが、彼らと比べたら赤子とオトナ…いや、引き合いに出すのも恥ずかしい。トップドライバーはもう、次元が違うのだ。

ブレーキの強さ、加速の鋭さ、ステアリングの的確さ。タイヤがグリップを失ったところからの立て直しの俊敏さ、そして全体的なスピード域の高さ!

確かに、これを目の当たりにすれば日本中の人が(脇阪選手や亜久里氏までではなくとも)クルマを高い次元でコントロール出来るなら、事故は確実に減ると納得する。なによりもここまで意のままにクルマをコントロール出来るなんて、きっと楽しいに違いないし!

レーシングドライバーとして、事故によるネガを少しでも解消したい

イベントの最後にお話を伺った。

-どうしてこのようなイベントをしようと思ったのですか?

『われわれレーシングドライバーはクルマがあるおかげで生活していますが、世の中には事故などのためにクルマがあるがゆえに不幸になっている方もおられます。そのネガを少しでも解消したいという気持ちがありました。』

-今後の展開を教えてください

脇阪『もちろん体制が整えば、もっと一般参加者の皆さんをお呼びして、全国で展開していければと考えています。』

-参加費は全額寄付するとおっしゃってましたが

『はい。全額寄付します。なぜならば、モータースポーツのイメージを向上させたいのです。ゆくゆくは地域住民の皆さんをご招待する地域型の安全イベントにしたいですし、もっとプロジェクトが大きくなれば、交通遺児ための学校や遊具を残したいです。まだまだ先の、大きな夢ですが』

-がんばってください!応援します!

『モータースポーツファンが胸を張って、自分はモータースポーツファンだ!と言ってもらえるようになれば嬉しいです。』

今後の展開は未定ながら、そこは脇阪寿一。きっとなにかムーブメントを起こしてくれるハズ!今後の動向に注目したい。

前へ 1 2 3

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

レクサス IS Fの最新自動車ニュース/記事

レクサスのカタログ情報 レクサス IS Fのカタログ情報 レクサスの中古車検索 レクサス IS Fの中古車検索 レクサスの記事一覧 レクサス IS Fの記事一覧 レクサスのニュース一覧 レクサス IS Fのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる