レクサス IS F CCS-R 試乗レポート／松田秀士(1/4)
- 筆者： 松田 秀士
- カメラマン：島村栄二
サーキットを走る為に生まれ、300kgもの軽量化が施されたクラブレーサー「CCS-R」！
ハイブリッドやエコが当たり前となった時代。
環境に良くないクルマは“クルマじゃない”ぐらいの世相だけれども、走ることの楽しさを追求したモデルがあることを忘れてはならない。
今回、富士スピードウェイで「レクサス IS F CCS-R」の試乗会が開かれた。
元々、レクサス IS Fはサーキット走行を念頭に入れたスーパースポーツモデル。発売翌年（2008年）の東京オートサロンでテストカーを公開し、IS Fのレーシングコンセプトを発表したのがサーキット専用モデル「CCS-R」の始まりだ。
昨年の2010年には「CCS コンセプト」を出展。「CCS」とはサーキット・クラブ・スポーツのイニシャルだ。これは仲間と一緒にサーキットで楽しくスポーツ走行を楽しめるモデル、というのがコンセプト。
つまり、走りに特化していることよりも、より間口の広い誰にでも楽しめるモデルを目指したのだ。
そして今回、そのCCSをさらに進化させた「CCS-R」が発表となった。
この「R」はレーサーの意。LFAにニュルブルクリンク・パッケージがあるように、IS FにCCS-Rがあると考えればよい。
カムリハイブリッドを発売して北米での進撃を期するトヨタだが、レクサスブランドのIS Fでしっかりとクルマ本来の走る楽しさを訴求することを忘れてはいなかったのだ。
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間＆ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする