試乗レポート

【現役GTレーサー試乗】レクサス NX 試乗レポート／伊藤大輔選手[LEXUS TEAM KeePer TOM’S](2/4)

公開日:2014/08/20 10:55 最終更新日:2014/08/20 10:55

筆者：今井優杏
カメラマン：和田清志・LEXUS

【現役GTレーサー試乗】レクサス NX 試乗レポート／伊藤大輔選手[LEXUS TEAM KeePer TOM’S]

レクサス NX 200t F SPORT[AWD]と伊藤大輔選手[LEXUS TEAM KeePer TOM'S]

伊藤大輔選手[LEXUS TEAM KeePer TOM'S]がレクサス NX 200t F SPORT[AWD]をチェック中！

伊藤大輔選手インプレッションその1「NX 200t “F SPORT”」[AWD]編

さて、いよいよ試乗だ。

まず伊藤選手に試乗してもらったのはNX 200t “F SPORT”のAWDだ。

『踏み始めのパワー感がすごくいいですね。低い回転数からトルクが生まれるので、アクセルを踏んで、ターボラグなくスーっと進む。この感じはストレスがないです。ターボのフィーリングはとてもよく出来ていると思います。2,0リッターでこのボディサイズなら、もっといっぱい踏まなければいけないイメージですが、非力感は全く感じませんね。

ワインディングに入って感じたのは、AWDの操作性の良さ。きっちりと路面に吸い付くようにハンドリングがダイレクトに決まります。特にコレはF SPORTですから、F SPORTらしい締まった感じもきっちり感じられます。

コーナリングが続くような場面でも、操舵のたびにロールが行ったり来たりしないのは、ボディ剛性がきっちりと効いているからでしょう。大きくボディが振れるような場面でも、揺り返しがなく、一回のアクションで止まりますから運転がラクです。

欲を言えば、F SPORTらしい高速領域でのしっかりしたダンパー特性が、街中のような低速領域で”硬さ”として反映されてしまっている…つまり低速域でのギャップの乗り越えに必要なダンパーへの初期入力をソフトに減衰するようにすれば、もう少し荒れた路面でのコツコツ感がなくなると思います。』

[次ページへ続く]

レクサス NX 200t Version L「8AR-FTS」型直4 DOHC インタークーラー付ガソリン直噴ターボエンジン

伊藤大輔選手インプレッションその2「NX 300h “Version L”」[AWD]編

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筆者今井優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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