「2013 インターナショナル コンシューマ・エレクトロニクス・ショー」レポート ~テレマティクスの普及で自動車保険も変わる!?~(2/2)
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- 筆者: 桃田 健史
テレマティクスの影響で大きく変わる自動車保険!?
こうしたテレマティクス本格普及に伴い、大きな影響を受けるのが、自動車保険業界だ。
なぜなら、ドライバーの行動パターンをクラウドを通じて完全に記録することが可能だからだ。
これまでは保険加入者の自己申告だった分野を、保険会社が完全把握できる。そうなれば、より正確で、より多段階的な保険料金設定が可能となる。
また逆の発想として、保険会社がレイティングの悪いドライバーの行動を規制することも、事実上可能だ。
実際、韓国KIAの場合、今年夏からのアメリカで導入するシステムでは、親が子供にクルマを貸す場合を想定して、最高速度制限や自宅からの距離制限などを設定できる。
アメリカの自動車保険業界では現在、テレマティクスとの具体的な連携を検討している。日本でも近いうち、そうした流れが起こる可能性が高い。
ユーザーに直結する様々なテレマティクス技術。今後も、テレマティクスから目が離せない。
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