LEXUS AMAZING EXPERIENCE 『DRIVING LESSON』レポート ~LFAで富士スピードウェイを駆ける!~/飯田裕子(2/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:和田清志/Lexus International
いざ、“最強のブレーキ性能”を体験
次のプログラムはIS 350“F SPORT”を使った『ブレーキングエクスペリエンス』。
ABSの効果を最大限に活かしたフルブレーキの体験を速度80km/hで行い、続いて急ブレーキをかけながら障害物を回避、最後には直前で左右に避ける方向を指示される“指定方向回避”にチャレンジ。ABSはブレーキングしながらハンドルを使って障害物回避が行えるため、それを体験するのだ。
多くのドライバーはクルマが持つ“最強のブレーキ性能”をよく知らない。
イッキに床までブレーキを踏み、さらに同時にハンドルを切って何かを避けるというテクニックを安全な場所で体験することも少ないから、コレは安全運転の視点からもとても重要なレッスン。レクサスのブレーキ性能の頼もしさも体験できる。
インストラクターは走行方法とともに「午後の本コース走行でも、万一の場合にはこういうブレーキをできるように頑張ってやってみましょう」と説明すると皆さんニヤニヤ…。
モッチーも果敢にブレーキ体験に挑戦し、アメージングな急ブレーキ体験をしていた。ブレーキは「ヒラメ筋」を活躍させて踏めばいいだけなのに、ムダに「表情筋」まで使っているのが外から見てもわかる。しかし徐々に慣れてくるとその制動は安定感とともにガギュッと力強く、頼もしく見えた。普段はこのようなブレーキを踏まないから、この体験を覚えておくことは大事。
走行を終えるとインストラクターがデータロガーを使った客観的かつデータに基づいた走行アドバイスをしてくれる。これがスゴイッ!このロガーはカメラも併用することでインストラクターのお手本ラインとの違いを、画像とともに見比べることができるのだ。
例えばモッチーの最終コーナーの走行は減速が足りずアンダーステア出しまくり、コーナーに向かって姿勢を変えることが難しい状態。「このときのクルマの向き、まだコーナーの外を向いてますよね。お手本ではこんな風に姿勢が変わっています。もう少し減速して侵入したほうがスムーズですよ」みたいな感じだ。実にイメージしやすく説得力も増す。
そしてアドバイスを聞いたあとで再びコースイン。モッチーのペースが上がっているのは外から見てもわかる。クルマを降りてくるとその表情には笑顔も…。「楽しい!」なんて言葉まで飛び出した。まさにアメージング!
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