【ahead femme×オートックワン】-ahead 3月号- レーシングドライバー平手晃平の選択(2/2)
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親が子供の命を守るのは当然の義務
シートベルトを正しく装着できる身長は130㎝から140㎝以上だ。
それより低いと、ベルトが肩と腰ではなく首と腹にかかってしまい、衝突の際に首や内臓を傷めてしまう。 だから、シートベルトを正しく装着できるようになるまでは、子供の成長に合わせてチャイルドシートとジュニアシートを用いるのが鉄則だ。
チャイルドシートに乗せておけば安全、ではない。車体側にしっかり固定しておかないと、子供を乗せたシートはいとも簡単に車内を移動し、前席のシートバックなどに衝突したりする。クルマのシートは一見やわらかそうに見えるが、内部に金属の強固なフレームが隠れており、体に重大なダメージを与える恐れがある。
タカタ04-ifix は、いわゆる「ISOFIX(アイソフィックス)」対応のチャイルドシートだ。クルマがこの方式に対応していれば、車体と一体化した金属のバーにワンタッチで固定できる。
シートベルトを利用して装着するタイプは取り付けに時間と力が必要だし、本人はきちんと取り付けたつもりでも、しっかり固定されていない場合が多い。ISOFIXなら、その心配がない。
ベースと本体が分離した設計なので、ベースを固定したまま、体重13㎏未満の乳児は本体を後ろ向きに、9~18㎏の幼児は本体を前向きに設置する。
「取り付ける際にカチッと音がして、車体にしっかり固定されたのが実感できるのがいいですね」と父親の顔になって平手選手は言った。
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