レクサス 新型IS 新型車解説 -ベストグレードはハイブリッドモデルの「IS300h・Fスポーツ」!-(2/4)

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BMW 3シリーズに近づいたドライバーズシート

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レクサス 新型ISの内装は、インパネ周辺が少し繁雑だが、操作性や視認性は良い。左端に位置するエアコンスイッチにも手が届きやすい。ATレバーも一般的な形状で、メルセデス・ベンツやBMWに比べるとその操作感は馴染みやすい。

フロントシートは、座面の奥行寸法とバックレストの高さが十分に確保されている。サポート性は良好で、座り心地にもボリューム感がある。運転席に座った印象は、先代ISと比較しても引き締まっており、BMW 3シリーズに近い。このあたりは外観と同様、新型ISの新しい方向性を感じ取ることが出来る。

先代ISもスポーティセダンをテーマに開発されたが、その外観はアウディA4に似た印象を持っていた。日本では女性ユーザーの比率が予想外に高く、マイナーチェンジで足まわりをソフトな方向に変更したこともあった。

しかし今では、先代ISの登場時点とは異なり、CT200hやHS250hなども用意されている。レクサスの品ぞろえが増えたことで、ISはスポーティ路線を明確化できるようになった。そこで外観の個性を強め、内装も車両との一体感を抱きやすい造形になっている。

リアシートの居住性は大幅に向上

レクサス 新型IS

リアシートは居住性が向上。先代ISは窮屈で、居住性はクーペに近い水準だった。正確には2007年のマイナーチェンジでフロントシートのバックレストを薄型化し、膝先空間を20mm拡大したが、居住性にはほとんど変化はなかった。これが新型ISでは、前述のようにホイールベースを70mm拡大。前後席のヒップポイント間隔も40mm広げており、著しい窮屈感は解消された。

身長170cmの大人4名が乗車した状態で、リアシートに座る同乗者の膝先空間は、先代ISの後期モデルでは握りコブシ1つ半。それが、新型ISでは2つ少々と拡大されている。頭上空間は、掌が収まる程度で先代ISと同じくやや狭め。リアシートの座面の前側を大きく持ち上げたので、大腿部は離れにくいが着座姿勢は若干窮屈となる。リアシートに座った乗員の足がフロントシートの下に収まりにくいことも若干気になる。

開発者によれば「フロントシートの下にプラットフォームの基本骨格があり、床を下げるのに限界があった」とのこと。 以上の点を踏まえると、新型ISではリアシートの居住性が優れているとはいえないものの、先代と比べて4名乗車の実用性は高まった。

スポーツ性を追求しながら居住性も向上させた背景には、ライバルとなる欧州車の動向がある。

アウディA4は前輪駆動の採用で居住性が優れ、BMW3シリーズも現行型ではホイールベースを拡大しリアシートの足元を広げた、となればISも居住性を向上させる必要があったのだ。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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