【試乗】トヨタの自動運転「Mobility Teammate Concept」を体験してきた(4/4)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：和田清志・TOYOTA
先行車との車車間通信システム「CVSS」を用いた追従クルコン
二つ目の機能は、先行車との車車間通信システム(CVSS：Connected Vehicles Support Systems／走行中の車両が速度情報など発信。それを後続車が受信する)を使った追従型レーダークルーズコントロールである。
先行車がアクセル踏んだりブレーキ踏んだりしたのを感知し、速やかに速度を合わせるというもの。
【ITS Connect】通信利用型レーダークルーズコントロール《トヨタグローバルニュースルーム》
[ https://www.youtube.com/watch?v=GnnvOQ84GQU ]
他社が展開中の追従型クルーズコントロール機能との差が見出しにくい
されどデモを見ていると、スバルの「アイサイト3」など、優秀な追従クルコンと変わらない。
そもそも車間距離を確保しなければならないため、ビッタリと先行車に追従するという意味も薄い。むしろ、敏感に加減速する先行車にピッタリ追従させたら不快だ。
自車に搭載した優秀なセンサーでコントロールした方が良いような気がします。先行車がITS機能持ってないと使えないのも辛い点かと。
その他にも「赤信号注意喚起」「信号待ち発信準備案内」「緊急車両存在通知」などの機能が含まれる。これらについては、下記の動画も併せて参照して欲しい。
[レポート：国沢光宏]
トヨタ「ITS Connect」公式動画による機能説明
■【ITS Connect】赤信号注意喚起《トヨタグローバルニュースルーム》
[ https://www.youtube.com/watch?v=1TxVR6x51Sk ]
■【ITS Connect】信号待ち発進準備案内《トヨタグローバルニュースルーム》
[ https://www.youtube.com/watch?v=eyENr4hGKUo ]
■【ITS Connect】緊急車両存在通知《トヨタグローバルニュースルーム》
[ https://www.youtube.com/watch?v=fWbNW6TbgMY ]
■【クラウン】機能紹介 / ITS Connect【技術】《トヨタグローバルニュースルーム》
[ https://www.youtube.com/watch?v=2pP8v6POKzw ]
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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