レクサス CT200h 試乗レポート/松下宏(1/3)
- 筆者: 松下 宏
プリウスとは全く異なる魅力を持つ「CT200h」
レクサスブランドのエントリーモデルとして開発された「CT200h」。
CTとは「クリエイティブ・ツアラー」の略。従来のレクサス車にはないハッチバックタイプのクルマで、HS250hと同様にハイブリッド専用車であることが大きな特徴だ。
搭載エンジンとハイブリッドシステムはプリウス用のTHS-IIが移植されているが、エンジンの吸排気系などには改良が加えられている。
ボディはプリウスと比べ、ホイールベース、全長、全幅、全高の全てが異なっている上、基本骨格から剛性を強化したクルマ作りがなされていて、プリウスとは全く別のクルマへ仕上げられている。
CT200hはスポーティなクルマであることも大きな特徴で、3種類の走行モード(スポーツ/ノーマル/ECO)を選択できるほか、プリウスにはないタコメーターも(モードによって)表示することが可能だ。
ハッチバックボディのエクステリアは、レクサスらしさやスポーティさが表現されている。
フロントグリルやその周辺の造形は、ひと目でレクサスと分かるデザインが採用され、主要グレードにオプション設定されるエアロバンパーを装着したモデルは、いかにも走りを主張している。
サイドビューはロングルーフデザインとリアクォーターピラーの造形が特徴的。左右に大きく回り込んだリアウィンドウと合わせて、CT200hならではのデザインに仕上がっている。
ヘッドライトはグレードによってLEDとハロゲンの2種類があるが、ポジションランプは全車にLEDが採用されている。リヤコンビネーションランプのL字型デザインは、LSにも共通するイメージだ。
この記事にコメントする