ホンダ フィットシャトル 新車発表会速報

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  • カメラマン:オートックワン編集部
ホンダ フィットシャトル 新車発表会速報
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1億3000万人のみなさま、お待たせしました!元気なフィットのワゴンモデルが登場です!

ホンダから、革命的コンパクトカー、フィットシャトル/フィットシャトルハイブリッドのお目見えだ。

当初予定されていた3月の発表は、震災の影響から即延期となり、約3ヶ月越しのお披露目となったこのクルマ。しかし予約自体は当初から予定通りに進められていたため、今日時点ですでに7000台の受注を受けているという。

そんなフィットシャトルは、リッター30㎞を誇る1.3リッターのハイブリッド車(2,029,500円~)と、リッター20㎞を誇る1.5リッターのガソリン車(1,829,550円~)の2タイプを用意。

プロポーションは、現行フィットを後へ約50cm伸ばしたワゴンスタイルで、全長4410mm×全幅1695mm×全高1540mm(※4WD車は全高1565mm)のボディサイズだ。決して大きいものではないが、逆にインテリアはホンダが得意とするマルチで広い空間設計を備える。ご存知センタータンクレイアウトによる効率的なスペース活用術は、2列目シートを倒せば自転車だって積載可能なビッグラゲッジが出現。おまけにアンダーボックスはボストンバックが3つほど入る大きさも確保。

そして驚くべき点は、2列目シートの座面を跳ね上げると、後席エリアに高さ129cmの空間が現れる。ここに背の高い観葉植物やルームランプなども積めてしまうのだ。 これだけのスペースを有しているのも関わらず5ナンバー車という点は何よりも嬉しい。

ところで頻繁にライバル比較されるトヨタのプリウスαは、1.8リッターの7人乗りという点から堂々たる3ナンバー車。価格も235万~330万円と、税金を含めやはりワンランク上に位置するクルマだ。つまり互いにとって比較対象にはならないと感じるのだが、一般の方はこれをどうみているのか…?

さて、話は変わり、実はこのフィットシャトル、発表発売に漕ぎ着けるまで、裏では涙ぐましい努力が東奔西走と行われてきた。まず端を発したのが、東京電力管内での節電対策の影響。これに対しては予定していた当初の製造ラインが狭山製作所であったため、停電地区という観点からこれを即中止し、急遽、三重県の鈴鹿製作所への移管作業が進められた。これでなんとか製造できると思ったのも束の間、今度は中部電力管内の浜岡原発の稼働停止というまたもや生産体制を脅かす危機的状況に陥り、現段階では何とか通常の搬入体制を取り戻しつつある中、まだ予断を辞さない状態は続いている模様だ。

また、栃木研究所では震災当日に設計及び実験施設が相当なダメージを受け、開発の中断を余儀なくされたが、伊東社長は、復旧に2ヶ月はかかるという現場の声に対して「2週間でやってくれ!」と、激励を込める想いでキッパリと関係者に告げたという。「当社従業員をはじめ、サプライヤーのみなさんの臨機応変な協力体制のおかげで、どうにかこの難局を乗り越えられそうな時点にまでこれた。日本の自動車産業の強さを改めて実感することが出来た」と伊藤社長は話す。

さらに記者会見では伊東社長からこんなおもしろいエピソードも聞けた。

実は、ホンダ創業時と、このフィットシャトルの発表は、意外な共通点があるというものだ。創業者である故・本田宗一郎氏は、終戦間もない頃、サチ婦人の毎日の買い物を苦労に感じて、少しでも移動が楽になってくれればと、自転車に軍からの払い下げで買った通信機用の発電機を取り付けて、これを使わせたというのは有名な話。その後周囲からも要望の声が高まり、その結果、ホンダの商いが誕生したというのだが、このフィットシャトルのデビューも終戦ならぬ震災後。どちらも復興真っ只中の激動の日本で繰り広げられた、作り手と使う側の熱いドラマがあって誕生したものだ。

一生懸命取り組む同士の意思疎通みたいなものが、後に様々なジャンルにおいてムーブメントを引き起こすきっかけになるのではないかと、考えさせられたりもした。

フィットシャトルは、もしかしたら新たなカー・ムーブメントを引き起こすかもしれない。その日を夢見て待つことにしよう…。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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