メルセデス・ベンツ 新型Vクラス 発表会速報
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やっぱりキングはこっちかな?
メルセデス・ベンツ日本は21日、同社最大クラスのボディサイズを誇る、新型Vクラスを発表した。
Vクラスはメルセデス・ベンツのプレミアムMPVとして、1996年に本国でデビュー。その後、1998年に日本上陸を果たし、輸入車MPVとしては年3,000台を販売するなど、当時大きな話題となったことも記憶に新しい。
2003年にはフルモデルチェンジを行い、V6エンジンを追加。乗車定員を6人乗りから7人乗りへと変更し、駆動もFFからFRベースとなり、この時から“走りも楽しめるMPV”というスタンスも取り入れている。
その後、3.5リッターエンジンを追加し今回の新型に繋がるわけだが、新型では、
V350トレンド(全長4,770×全幅1,910×全高1,900mm WB:3,200mm)449万円
V350アンビエンテ(全長4,770×全幅1,910×全高1,930mm WB:3,200mm)617万円
V350アンビエンテ・ロング(全長5,015×全幅1,910×全高1,930mm WB:3,200mm)637万円
という3グレードを用意し、すべて右ハンドルの3.5リッターエンジン(258ps/34.7kgm)で統一設定されている。
Vクラスはメルセデス・ベンツのラインナップの中でも、比較的若いユーザー層を囲い込むモデルで、その中でもファミリー層に人気だという。レジャーはもちろん、ビジネスにおいての送迎にも最適で、まさにシーンを選ばないのも特長だろう。
そんな新型Vクラスのブラッシュアップしたポイントは、まずデザインにある。
新設計のヘッドライトや大型化したラジエーターグリルフィンを採用し、バイキセノンヘッドライトを標準装備。そしてリアは、リアランプとガラスまわりのデザインを変更し、先代より立体的なデザインとしている。
インテリアについては、セカンドシートとサードシートの、前後スライド及びリクライニング機構に加え、着脱可能構造という利点を活かして、対座レイアウトをはじめとする多彩なシートアレンジが可能だ。
また快適性のレベル向上を図り、前後スプリングやダンパーをはじめ、サスペンションを徹底改良。
他にもトランスバースリンク、アンチロールバー、各種ベアリング、そしてラバーマウントに至るまで、広範囲に渡って設計を一新させている。
最近ではイギリスのロンドンタクシーにも採用されたVクラス。英国車以外の車が採用されるのは、はじめてのことだという。
デリバリーに関しては3月頃の予定。今年はメルセデス・ベンツの創始者であるカール・ベンツが、ガソリン式の3輪自動車を発売して125周年目を迎えたそうだ。
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