フォルクスワーゲン ポロ 1.2TSI 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
ポロに初のTSIエンジン搭載モデルが登場!
フォルクスワーゲンは24日、POLOに初のTSIエンジンを搭載した1.2リッターモデルを発表した。
フォルクスワーゲンと言えば、昨今のTSIエンジン+DSGトランスミッションの技術に目を見張るものがあるが、このポロ1.2リッターは、まさしくそれらの技術を端的にアピールしているモノだ。
搭載される1.2リッターTSIエンジン(直列4気筒/105PS/17.8kgm)は、7速DSGトランスミッションとのコラボレーションで、リッター20.0㎞/Lをマークするとされている。グレードは2モデルを設定し、TSIコンフォートライン(2,130,000円)と、TSIハイライン(2,420,000円)を用意している。
ポロ1.2TSIの特徴は、何といっても小さな高級車といわんばかりの、その充実した装備内容にある。
特にTSIハイラインでは、1.4リッターモデルでは採用がなかった、フロントフォグランプ、アルミホイールを装着。一方でインテリアではレザーステアリングや、アームレストを追加するなど、デザイン面でかなり質感を高めた仕様にお色直しがされている。
また、全車標準でESPや全席3点シートベルトを用意するなど、安全装備の面においても手を抜いていないところが、日本車が今後見習うべきところであり、評価できるポイントだ。
新型ポロがデビューしたのが、昨年2009年の10月。これまでに延べ6千台の受注があり、国産車からの買い替えが40%にも達しているという。その背景には、フォルクスワーゲン報道官でお馴染みのCMが好評で、ディーラーへの来店者数も増えたからだ、という見解もある。
ポロを気になっている人たちからは、そのデザイン、燃費、充実装備、サイズ感、そして総評してコストパフォーマンスを評価した声が多いという。日本の道路事情にマッチするサイズと、日本車にも引けを取らない低燃費性能を有するポロは、今の日本人のクルマへの価値観において、ちょうどいいポジションに当てはまるのではないだろうか。
フォルクスワーゲンは今夏にクロスポロ、今秋にはポロGTIを投入する予定だという。
9月末までには終了とされているエコカー補助金の次なる一手として、フォルクスワーゲンは日本車市場に総攻撃を仕掛ける可能性も否定できない。今はその準備を着々と進めているのかも知れない。
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