フォルクスワーゲン 新型ポロ 発表会速報

ひとクラス上の質感と過去最高の低燃費、高い走行性能を実現した新型ポロ！

フォルクスワーゲンゴルフよりも一回り小さなコンパクトハッチモデルとして人気の「ポロ」が、第5世代目の新型モデルとなって登場した。

東京モーターショー直前にも関わらず、都内で行われた発表会には、数多くの報道関係者が集まり、その期待の高さが伺えた。

1975年に初代が登場し、34年間で1,100万台以上を販売するフォルクスワーゲンブランドの主力モデル「ポロ」。日本では1984年から発売が開始され、約15万台を販売する人気モデルだが、先代までは購入比率が7：3と圧倒的に女性ユーザーが占めていた。

しかし、発表会の冒頭で、フォルクスワーゲンジャパンのドリザス社長は「今回の第5世代目となる新型ポロは、エクステリアデザイン、インテリアの質感、走りと、男性からも十分に支持されるモデルに仕上がっている」と自信を覗かせており、ひとクラス上のコンパクトカーといっても過言ではないほど、グレードアップしたモデルとなっているのが特徴。

エクステリアは、新型フォルクスワーゲンを象徴するフロントマスクをはじめ、スポーティさを前面に押し出したデザインを採用。

インテリアも高品質なパーツや素材などを採用し、コンパクトカーとは、思えないほどの質感を実現している。

搭載エンジンは1.4リッターTSIを搭載し、組み合わせるトランスミッションも6ATから7速DSGへ変更。そのほかにも、エマージェンシーストップシグナル、鞭打ち低減ヘッドレスト（運転席・助手席）、RCD310（AM／FM、CDプレーヤー、MP3、AUX-IN付）、15インチタイヤ／ホイール、タイヤ空気圧警告灯、VWプロフェッショナルケアと、先代にはなかった安全装置、快適装備を充実させながらも、価格は据え置きの2,030,000円（税込）。かなり魅力的な価格が設定されたのも、この新型ポロの特徴だろう。

また、燃費では17km／L（10・15モード燃費）を達成したことで「平成22年度燃費基準+25%」をクリア。2010年春には、日本の「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」も取得予定で、取得後にはエコカー減税の対象となることも発表された。

あらゆる面でパワーアップした新型ポロは、この日本でもかなりの人気を博すのではないかと、思わせる出来栄えだ。