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新型車リリース速報 2017/2/24 11:52

東名と関越が繋がる日がやって来る!小池都知事も出席した世界最大級の“シールドマシン”発進式

東名と関越が繋がる日がやって来る!小池都知事も出席した世界最大級の“シールドマシン”発進式

東京外かく環状道路(以降外環)は、都心から約15キロ圏内を環状に連結する、延長約85kmで計画が進められている道路のことだ。

首都圏の渋滞緩和、環境改善、また周辺地域の通過往来の減少など、副次的な効果も含めると交通網整備の観点で重要な計画で、早期開通に期待を寄せる人は多い。現在すでに関越道とつながる練馬区の大泉JCTから、東北道、常磐道を結び、埼玉県三郷市の三郷南ICまでの34kmはすでに開通しており、三郷南から東関道までの約16kmもまもなく開通。そして早期の整備を期待されていたのが、大泉JCTから南の区間だ。

東京外かく環状道路(関越~東名)シールドマシン発進式の様子

去る2月19日、東京都世田谷区の東名高速と外環が接続する場所で、地下トンネル工事を進めるシールドマシンの発進式が、小池百合子東京都知事、石井啓一国土交通大臣ら関係者170名が参加して行われた。

発進式の会場から外環大泉JCTまで約16kmの工事がスタートし、完成は平成36年6月の予定だ。

シールドマシンの愛称は「がるるん」と命名

ちなみにこの式典の中で、 この日発進した二基のシールドマシンの一般公募で命名された愛称も披露された。

東日本高速道路株式会社が発注、南行車線のトンネルを手掛ける鹿島JV機の愛称は「みどりんぐ」と、中日本高速道路が発注した北行車線トンネルを手掛ける大林組JV機の愛称は「がるるん」と命名された。

本線トンネル(南行)シールドマシンカッターヘッド組立写真(H28.8.10)
本線トンネル(南行)シールドマシンカッターヘッド組立写真(H28.8.10)

今回、発進式が行われた世田谷区岡本から練馬区の大泉JCTまで、上下線二本分のトンネルの掘削がスタートする。

大泉JCT側は立坑を構築中、準備でき次第大泉側からも掘削を開始し、合計4基のシールドマシンで工事を進めていく。また、この事業にかかわる用地確保も8割がた完了しているという。

関係者が一斉に発信スイッチを押すと、モニターに回転を始めたシールドマシンの様子が映し出され、その瞬間会場は拍手で包まれた。

東京外かく環状道路(関越~東名)シールドマシン発進式にて、小池百合子都知事

この式典の後、現場を視察した小池都知事は「昨今、国際的に都市間競争は激化を増しており、人、物資のアクセスを高める外環道の整備は東京の価値を高めるものであり期待している。今日ここから掘削工事がスタートするが、とてもスリリングでエキサイティング。安全第一で早期完成を目指してほしい。」と話した。

地下70mに設置されたシールドマシンを外から撮影
見学したシールドマシンの前面には、約1000ヶのビットが取り付けられていた。途中でビットの交換は出来ないため、こういった部分も技術的に世界最高水準の部品が使用されている

地下70mというかなり深い場所を、直径16mのシールドマシンが掘削。約16kmの今回の工事区間のうち、9kmの掘削を担当すると同時に、同時にこの区間のトンネル壁を構築する。

約10cmから15cmの歯が、シールドマシンの16本のスポークに放射線状に1000個配置されていて、この歯で地底を掘削する。そして、内側に設けられたスクリューコンベヤで外部へかき出す。

掘り進めるカッターヘッドの後ろ側で、トンネルの壁を構成「セグメント」と呼ばれるパーツをエレクターと呼ばれる部分でしっかりと圧着させながら構築させていくという。

この世界的にも最大規模のシールドマシンで外径15.8mの本線トンネルを約16kmにわたって構築、完成すると片側3車線の外環道ができる予定だ。

東名以南の約20kmの区間の計画もあり、予定路線として位置付けられているが、今回工事がスタートした関越~東名の間の区間の完成により、環状8号線を利用して東名から関越道まで60分ほど時間を要するのに対し、外環道が完成すると約12分で結ばれることになる。

また大泉JCTからと都心、羽田空港などの定時性の確保に大きな効果が期待される。

[TEXT:ダブルクラッチ]

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