アウディ R8 V10 発表会速報
- 筆者:
“アウディ R8 5.2 FSI quattro”プレビュー イベント開催
アウディ ジャパンが、またまた華やかなイベントショーを開催した。 それは、今回日本初上陸となるアウディ最高峰のハイパフォーマンスマシン“Audi R8 5.2 FSI quattro”を一足お先にお披露目するイベントだ。
イベントは東京原宿のアウディ フォーラム 東京で行われ、女性DJのAKEMI SONODAさんと、ケイ・グラント氏のMCによるオープニングパフォーマンスでスタート。肝心のR8 V10はというと、特別に設置されたパーティションで囲われた空間の中に隔離されており、そこへは数人での入場制限の末、ようやく拝見できるという流れだ。
つまりR8 V10は、イベント会場に置かれていながら、自由にその姿を拝むことができない。もっと堂々と披露してくれればいいのにと思うのだが、そこがアウディのクリエイティブセンス。
スペシャル感漂わす雰囲気作りはさすがお手のものといった感じだ。
さてR8 V10は、直噴V10 5.2Lエンジンを搭載するいわば正真正銘のモンスターマシンで、日本ではすでに2009年4月21日に発表されている。
実はR8 V10は生産台数に限りがあるため、発表即日に予約受付を開始したほど。
ちなみに日本への割り当ては30台ほどだとしており、つまり選ばれし幸運の持ち主だけが手に入れられるという、まさにプレミアム中のプレミアムカーだということだ。
さて、デザインではエクステリアが従来のR8(V8 4.2L) と差別化が図られている。
まずクローム処理を施したフロントシングルフレームをはじめ、V10 5.2Lエンジンに対応する為に拡大されたエアインテーク、そしてY字デザインをあしらった10本スポークの19インチアルミホイールの採用など、明らかに姿形からしてより強靭になっているのは一目瞭然だ。
インテリアはファインナッパレザーの本革仕様スポーツシートや、専用インストルメントクラスターを標準で装備している。
注目の直噴V10 5.2Lエンジンだが、最高出力525ps、最大トルク530Nmを発生。0-100km/h加速に至ってはなんと3.9秒、そして最高速度は316km/hにも達するなど、聞くだけでも身震いする数値だ。
ちなみにこのパワーに近いモデルといえば同ブランドのRS6だが、こちらは最高出力580ps、最大トルク650Nm、0-100km/h加速は4.6秒という内容であることも、比較する上で一応お伝えしておく。
またトランスミッションは6速マニュアルを廃し、今回から6速Rトロニックのみの設定となっている。価格は1,994万円。一瞬目が点になるお値段だが、なにせアウディR8レーシンガーのDNAを受け継ぐモデルなのだから、当然だろう。
まるでセレブパーティを意識させる艶っぽい雰囲気で行われた今回のイベント。
アウディが欧州の強豪メーカーよりも、さらにプレミアム路線を突き進もうとする 勢いさえ感じられたイベントでもあった。
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