マツダ「ロードスターRF」日本初披露に2千人超のロードスターファンも大興奮!「なぜファストバック?」開発者に質問が飛び交う(4/4)

マツダ「ロードスターRF」日本初披露に2千人超のロードスターファンも大興奮!「なぜファストバック?」開発者に質問が飛び交う
マツダ ロードスターオーナーとロードスターRF ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 ロードスター軽井沢ミーティング2016 画像ギャラリーはこちら

ソフトトップの「電動化」は検討されていますか?

山本氏:

手動開閉式の幌は、いつでもどこでも極めて短時間で簡単に操作できるように作っていて、ユーザーからも好評です。現状の幌の開閉は、電動より全然早いし軽い。何のために電動の幌が欲しいと思われるのかがポイントになりますね。

「リトラクタブルヘッドライト」仕様の発売予定は?

ロードスター軽井沢ミーティング2016

山本氏:

我々はNA型のオーナーとしての気持ちをよく理解しているので、実はND型の開発の最初の段階ではリトラが欲しかったのです。法規上、リトラはできなくてもリトラの要素というか、まぶたのようなフロントの表情を作ることはテーマにひとつでした。しかし、NAオーナーとしての情緒的な部分ははさておき、一体何のために?という疑問が浮かびます。

リトラの採用でノーズが2kg重くなるとしたら本末転倒ですよね。そこで、ND型はヘッドライトのプロジェクターまわりのメッキ部分が目のように見える工夫を施しました。我々の顔がロードスターの目に映ることで、ロードスターもこちらを見ていてくれているような演出です。

サイドマーカーランプの「涙」のような部分はなぜ存在しているの?

中山氏:

灯火類は規制が厳しく、欧州のレギュレーションでほんの1ミリ分だけ問題が発生しました。欧州はサイドマーカーランプの「ある後方のある角度からの被視認性」が指摘され、それにこのミラーがかかってしまったのです。背が低くてノーズの長い、ロードスターならではの問題でした。ロードスターのデイメンションでしか起こりえないことなので、ある意味、このクルマの勲章のようなものだと思ってください(笑)

グラム単位で軽量化を極めたのに、給油口のキャップのホールドがあるのは意外でした

マツダ ロードスターRF(MX-5 RF)

山本氏:

日常性は犠牲にすることなく最軽量を徹底しました。たとえばボンネットを開けるときのオープナーも驚くほど小さくて軽く作っています。

「意外な美点」としては、シートのスライド機構部分い角度が付いていて、シートスライドを後ろに下げる時に大変スムーズで下げやすくなっています。クルマから降りる際にはシートを後ろにスライドすると降りやすくなりますよ。

元マツダのカリスマエンジニア 貴島孝雄氏のコメント:

「NCまでにできなかったことは?」のご質問に対しては、技術は毎年進化するので、当時としては時代にあった最高の技術を取り込みました。NCを出した10年前と今とでは技術が大きく異なります。こうして、発売前のモデルをファンの皆様にお見せし、様々なご意見をいただくことは開発側のモチベーションアップにもなるので、素晴らしいイベントだと思います。

元マツダデザイナーの福田成徳氏のコメント:

バックウインドーは垂直ではなく斜めになっており、微妙なカーブもかかっていて、仕上げのセンスの良さを実感しますね。

マツダはモデラーを大事にする会社で、いくらコンピューターでやっても、デザインを具現化するモデラーの力が4~6割はないと実現できません。デザイナーが格好いい絵を描いてすぐクルマになるわけじゃありませんからね。NA型でハードトップを作った時は重量が25kgもアップしましたけど、今度のRFでは、せいぜい5~7kgのアップにとどまっているのではないか?と想像します。(山本氏ら関係者と参加者がざわめく)

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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