ブリヂストン、2016年シーズンのモータースポーツ参戦体制を発表
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ブリヂストンは3月17日(木)、2016年のモータースポーツ活動計画を発表した。今年も参加型モータースポーツからトップカテゴリーレースまで、多くのチーム、ドライバー、ライダーを支援していく。
同社は、国内外で様々なスポーツイベントを通じたブランディング、マーケティング強化を図っており、その中でモータースポーツはタイヤビジネスに直接関わる重要なコミュニケーションプラットフォームとして位置付けている。モータースポーツ活動を通じて「より良いタイヤづくり」を追求し、カーメーカー・バイクメーカーの方々と共に「楽しいクルマ・バイク社会づくり」に取り組んでいく構え。
こうした考えのもと、日本国内においてはタイヤ開発力強化を進めるべく、厳しい競争下で行われる4輪レースのSUPER GT、2輪レースの鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本ロードレースといったトップカテゴリーレースを中心に力を注いでいく。
また、「クルマ好きを増やす活動」としてTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race、ロードスター・パーティレースIII、ジムカーナをはじめとした参加型モータースポーツを通じて「走る楽しさ」を提供していく。
海外においては、20万人以上の観客を集める参加型のトップカテゴリーであるニュルブルクリンク24時間レースに参戦するTOYOTA GAZOO Racingの3台にタイヤを供給する。また、米国ではIndyCarシリーズへFirestoneブランドでのタイヤ供給を引き続き行う。本年はIndy 500開催100回目の節目の年であり、Firestoneのブランド力を一層高める活動を行っていく構え。
4輪レースは主にPOTENZA RACING TIREを、2輪レースには主にBATTLAX RACING TIREを供給し、チーム、ドライバー、ライダーと共に勝利を目指していく。また、4輪レースの参加型モータースポーツにはPOTENZA RE-71Rなどを供給する。
今後は、クルマ・バイクの楽しさを多くの人々に広めるべく、サーキット内外でのイベント開催やWeb等での情報発信を推進していく。
発表会では、それぞれ4輪レース、2輪レースでブリヂストンタイヤの供給を受ける山本尚貴選手(TEAM KUNIMITSU)、大嶋和也選手(LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S/TOYOTA GAZOO Racing with TOM'S)、中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がトークショーを行った。
3選手は、ブリヂストンのタイヤのイメージについて質問が飛ぶと、
「安心して身を預けて走れるというのがポイントですね。ライダーの能力を引き出す上で大事ですし、レースディスタンスでも、コンスタントにその力を発揮してくれる。ここが1番レースで勝つ為に必要不可欠だと思います。(中須賀克行選手)」
「やっぱり僕も安心という事と、幅が広いという事ですね。多少気温が変化しても、どんなコンディションでも安心して速く走れる。最近のタイヤは本当にすごいなと思います。本当にタレないんですよ、走ってても。グリップも最後まで落ちないのにはビックリしています。(大嶋和也選手)」
「過去に色々なタイヤメーカーさんのタイヤを履かせてもらった経験がありますけど、ブリヂストンのタイヤというのは、ねばらせてグリップを出しているとスゴク感じます。また、ブリヂストンさんのタイヤサービスのレベルは高く、僕達のワガママも聞いてくれて、要求するタイヤをしっかり作ってきてくれるというところにすごく信頼をおいています。(山本尚貴選手)」
と、コメントした。
山本選手、大嶋選手が参戦するSUPER GT 2016シリーズは、4月9日(土)・10(日)に岡山国際サーキットで開幕戦が行われる。中須賀選手が参戦する2016年 MFJ 全日本ロードレース選手権は同じく4月9日(土)・10(日)に筑波サーキットにて開幕する。
ブリヂストンのタイヤをはいて、どのような走りを見せてくれるのか、今から期待が高まる。
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