誕生から10年、アウディのプレミアムSUV「Q7」がフルモデルチェンジ!運動性能や快適性、安全性能などが飛躍的に向上!!
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
アウディ初のSUVとして、2005年9月のフランクフルトモーターショーで発表された初代「Q7」。最大7人乗りの広いキャビンを備えた上質で多目的に使えるプレミアムSUVとして、同2005年よりヨーロッパで販売が開始され、翌2006年からは、北米でもスタート。日本市場では2006年10月に、まず4.2リッターV8ガソリンエンジンを搭載した4.2 FSI quattroが発売され、翌2007年4月に、3.6リッターV6ガソリンエンジンを搭載した3.6 FSI quattroが追加導入された。
その後、2010年7月にマイナーチェンジを受け、スーパーチャージャー付きの3.0リッターV6ガソリンエンジンを搭載した3.0 TFSI quattroに一本化。日本国内では2006年~2012年の約6年間で、合計約3,400台が販売された。
そんな、同社のプレミアムSUVの先駆けである「Q7」が誕生から10年、フルモデルチェンジを行い2代目の登場となった。
新型Q7のボディサイズは、全長5070×全幅1970×全高1735mmで、初代モデル(全長5085×全幅1985×全高1740mm)よりコンパクト化が図られているが、室内長は拡大し、キャビンの居住性を高めている。車両重量もアルミニウムの採用を拡大し、初代モデルから最大300kgの軽量化。
エンジンラインアップは、2リッター直4と3リッターV6の2タイプのTFSI(過給器付き直噴ガソリン)エンジンを用意。初の4気筒ユニットとなる2.0 TFSIは、最高出力185kW(252PS)/5000-6000rpm、最大トルク370Nm/1600-4500rpmを発揮し、3.0 TFSIでは最高出力245kW(333PS)/5500-6500rpm、最大トルク440Nm/2900-5300rpmを発揮する。組み合わされるトランスミッションはどちらも小型軽量化した8速ティプトロニックとクワトロシステム。
さらに、車両重量の軽量化にあわせ、Cd値も最高0.31(アダプティブエアサスペンション装着車で高速走行中車高が下がった状態)を達成。走行抵抗を減らし、運動性能、燃費効率が改善され、2.0 TFSIでは12.6km/L、3.0 TFSIでは11.7km/Lの燃費となる(共に参考値)。
また、新型Q7には、充実した安全のためのアシスタンスシステムも装備。
追突の危険を減らす自動ブレーキを含めた「アウディプレセンス シティ」、衝突の危険を察知して前席シートベルトのテンションを高めるなどして衝撃に備える「アウディプレセンス ベーシック」、ドライバーの車線維持を助ける「アウディアクティブレーンアシスト」、渋滞時にドライバーの負担を減らすトラフィックジャム(渋滞)アシスト機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール」、駐車時のステアリング操作を助ける「パークアシスト」といったシステムを全モデル標準装備としたほか、車線変更をサポートする「アウディサイドアシスト」や、後方からの衝突に対して乗員保護能力を高める「アウディプレセンス リヤ」などのシステムをオプション設定している。
アウディ 新型Q7は、3月下旬より販売開始予定。販売価格(消費税込)は、2.0TFSI quattroが804万円、3.0TFSI quattroが929万円。
2016年後半には、プラグインハイブリッド(PHV)モデルも導入予定。
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